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【千葉】

木更津でポルシェを感じる 体験型の情報発信拠点、21年オープン

米国にあるポルシェ・エクスペリエンスセンターの試乗コース(いずれもポルシェ提供)

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 高級自動車メーカーのポルシェ(ドイツ)の日本法人が、木更津市伊豆島に日本初進出の体験型の情報発信拠点「ポルシェ・エクスペリエンスセンター」を、2021年にオープンする。関東地方の中にあって、自動車産業の活動が弱い千葉県。森田健作知事らの誘致が実った形で、地域への経済波及効果に期待を寄せる。 (村上豊)

 県などによると、センターは館山道木更津北インターチェンジ近くの民有地四十四ヘクタールに建設。ポルシェの購入希望者が運転技術を試すコースや悪路走行のコースのほか、往年のレーシングカーなどの展示施設やレストラン、グッズショップを設け、年間一万人の来場を目指す。同様の施設は米国や中国、フランスなど六カ所にあり、ドイツに建設予定の一カ所を含めて八カ所目となる。

 日本法人のポルシェ・ジャパンによると、車で成田空港まで一時間、羽田空港まで三十分と交通アクセスが良く、近くのかずさアカデミアパーク内にリゾートホテルがある点が進出を決めた理由という。ポルシェの国内販売は年間約七千台で世界で六番目の市場規模があることから、施設では富裕層の取り込みを狙う。

 県企業立地課の担当者は「(千葉県は)自動車産業が弱い。インパクトある施設の立地を契機に、地域経済の活性化に取り組みたい」と話し、今回の進出を足がかりに関連産業や外国人観光客の誘致を進める。

 大手自動車メーカーの拠点は、地域への波及効果が大きい。規模が大きい上、部品の製造や完成車の販売、整備など裾野が広いためだ。関東各県では神奈川に日産、埼玉や栃木にホンダの技術研究所、群馬にスバルとそれぞれ拠点が置かれている。

 だが千葉の場合、臨海部の素材・エネルギー産業を中心に発展した経緯があり、山武市にビー・エム・ダブリューの整備センターがあるなどにとどまる。今回の進出では、森田知事が十一月中旬にポルシェ日本法人社長と県庁で会ってトップセールスし、誘致にこぎつけた。

 森田知事は「立地が決定し、とてもうれしく思います」、木更津の渡辺芳邦市長は「魅力発信拠点となり、交流人口の拡大や地域経済の活性化につながるよう取り組みたい」とコメント。県は、周辺の消費拡大やレストランでの県産食材の利用、雇用の創出を期待するほか、センターと県内企業の取引拡大を働きかけていく。

レストラン

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展示場

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