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【千葉】

厳選の日本酒 魅力知って 若者3人が西千葉に酒店開店

酒店をオープンした(左から)宍戸さんと石井さん、土屋さん=千葉市稲毛区の「SakeBase日本酒の美術館」で

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 「日本酒離れを食い止めたい」と集まった若者3人が、全国の酒蔵に足を運んで厳選した日本酒を販売する酒店を今月、JR西千葉駅近くでオープンした。まだ空きスペースがある冷蔵庫には、44都道府県の50蔵、約200種類の日本酒がそろう予定だ。3人は「日本酒は酒蔵がこだわった作品。日本酒の魅力を知ってもらいたい」と話す。(黒籔香織)

 酒店は「Sake Base 日本酒の美術館」(千葉市稲毛区緑町)。西千葉駅南口から徒歩五分、カフェやマンションの並ぶ一角にある。約二十三平方メートルのガラス張りの店内には冷蔵庫が並び、木製のカウンターがある。

 三人はいずれも二十二歳の宍戸涼太郎さん=千葉市=と土屋杏平さん=同=、石井叡(あきら)さん=市原市。幼なじみの宍戸さんと土屋さんが、昨年四月に日本酒をPRする営利団体「Sake Base」を設立し、宍戸さんの高校の同級生の石井さんが今年十一月に加わった。年明けに法人化し、宍戸さんが社長を務める予定だ。

 団体を立ち上げたのは、酒蔵巡りをしていた宍戸さんと土屋さんが、経営者から後継者不足や販売量の低下に悩む話を聞いたのがきっかけ。二人は昨年七月から月に二回、習志野市の雑貨店の空きスペースに立ち飲みカウンターを置いて酒を振る舞う「日本酒パーク」を催すなどして日本酒の魅力を伝えてきた。

 二人は「覚悟を持ってやろう」と、大学三年生だった昨年九月に大学を中退。これまでに約二百軒の酒蔵を回った。仕入れた日本酒をインターネットでのみ販売しようと考えたが、「酒の管理状況を把握しないと販売できない」と酒蔵に指摘され、店をつくることにした。開店費約五百万円のうち、二百五十万円をクラウドファンディングで募集。今年九〜十月で百十五人から計二百八十六万五千円が集まり、開店にこぎ着けた。

 宍戸さんら三人は、自分たちの酒蔵で醸造した日本酒を店で販売する夢を描く。土屋さんは「日本酒の魅力は味のバリエーションを楽しんだり、その土地の魅力を語り合ったりして人との交流が生まれるところ。面白い酒屋だと思ってもらいたい」と話す。

 営業時間は正午から午後十時(土日祝日は午前十時から)。午後五時から食べ物を持ち込み、カウンターで有料の試飲(一杯三百七十五円〜)を楽しめる。月曜休み。

 問い合わせはメール=sakebasemail@gmail.com=へ。

 

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