東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 2月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

産廃処分場、増設取り消しを 君津の住民ら 許可した県を提訴

横断幕を手に千葉地裁へ向かう原告団=千葉市中央区で

写真

 小櫃川(おびつがわ)源流域にある産業廃棄物最終処分場の増設計画を巡り、処分場で二〇一二年に起きた汚染水の漏洩(ろうえい)事故の原因究明が不十分なまま県が増設を許可したのは違法だとして、地元住民ら百五十二人が一月三十一日、許可の取り消しを求め、千葉地裁に提訴した。

 処分場は〇四年四月に稼働した「君津環境整備センター」(君津市怒田)。放射性物質など有害物質を含む産業廃棄物を埋め立てている。

 訴状によると、現在の八・八ヘクタール、容量二百万立方メートルの施設に加え、三期目の今回の増設計画では、八・五ヘクタール、二百二十三万立方メートルの増設を目指しており、県は昨年八月六日、増設を許可した。

 訴状で住民側は、一部埋め立て施設で一二年一月、施設内の汚染水が漏れ出す事故が起き、県などによる原因究明が不十分だと主張。このまま増設に踏み切れば、有害物質が漏れ出して小櫃川が汚染され、地元住民の健康に重大な被害を及ぼすおそれがあると主張している。

 原告団共同代表の金森春光さん(53)=君津市寺沢=は記者会見で「先祖から受け継いだ清らかな水を守るため最後まで戦っていきたい」と話した。

 県廃棄物指導課の担当者は「訴状が届いておらず、内容を確認次第、対応を検討したい」とコメントした。 (山口登史)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報