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【千葉】

消化ガス発電、4月開始 船橋市の西浦下水処理場

西浦下水処理場に設置された発電施設のイメージ図(船橋市提供)

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 下水の汚泥などを処理する際に発生する「消化ガス」(メタンガス)を使った発電事業に取り組んでいる船橋市は十三日、西浦下水処理場(同市西浦)で四月一日から発電を開始させると発表した。高瀬下水処理場(同市高瀬町)でも二〇二一年度からの発電に向け、同日発表の一九年度予算案に、消化ガスを発生させる「消化槽」の設置費四千百万円を計上した。

 「消化ガス」は下水の汚泥やし尿、生ごみなどを発酵させることで生まれるガス。地球温暖化対策や資源の有効活用の一環として、船橋市は西浦下水処理場の一角を民間事業者の「船橋バイオマスエナジー」に貸し出し、発電機三台を設置するなど準備を進めてきた。県内では、千葉市の下水処理施設に続いて二番目になるという。

 発電された電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度で二十年間、電力会社に売却される。発電量は年間約四百三十二万キロワット時で、約九百七十世帯分の電力を賄う。

 消化ガスの売却益や土地使用料として、市は年間四千二百七十万円の収入になると試算している。発生した消化ガスはこれまで、発酵処理用の熱源として燃やしていた。

 西浦下水処理場では、下水を処理する過程で大量の水が流れることから、小水力発電装置を設置した実証実験も続けられている。発電量や耐久性、コストなどを検証する。 (保母哲)

 

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