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【千葉】

川柳173句 あふれる旅情 我孫子の江畑さんが出版

新刊本「旅の日川柳」と江畑哲男さん=柏市で

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 川柳サークルの東葛川柳会代表で、我孫子市に住む流経大柏高校講師の江畑哲男さん(66)が、旅にまつわる173句を集めて1冊の本にまとめ、飯塚書店(東京都文京区)から出版した。題名は「旅の日川柳」。旅の何げない風情をユーモラスに詠(うた)った作品が、笑いを誘う。 (堀場達)

 江畑さんは、東葛地域を中心に、県立高校や中学校の国語教諭を長年にわたって務めた。教職の傍ら、川柳の面白さに魅了されて、句作に打ち込み、今回の本で、関連著書は十一冊目となる。

 今回の本では、作家らでつくる日本旅のペンクラブの協力を得て、作品を集めた。クラブは五月十六日を「旅の日」に定め、公募した川柳を発表している。俳人の松尾芭蕉が奥の細道に旅立った日を新暦換算すると、この日になるそうで、募集作の一部を本に掲載させてもらった。

 本に収録する川柳を選んだのは、江畑さんと飯塚書店の社長。二〇一六〜一八年の入選作約三百点と、東葛川柳会の会員が寄せた約二百点の中から「これは、という句」を抜き出していった。昨夏から本格化し、年末までかかった編集作業は楽しいひとときだったといい、江畑さんは「含み笑いをこらえながら、本をつくった」と話す。

 作者は全国各地に住む中学生から九十一歳までの百七十三人。「あるある」と思わず手を打ってしまうような作品ばかりだが、中でも若い女性の絶妙な秀句が目立つ。

 「女子旅行 一泊なのに 大荷物」「旅先で 特売品を 見てる母」「その土地の 美味(おい)しい物を 全制覇」。紹介した三句は、いずれも十代半ばの少女が詠んだ。

 「二人旅 妻の下僕に なる覚悟」は五十九歳、「一泊の 旅に女房の 大荷物」は六十七歳のいずれも男性作品。共感する中高年夫は多いかもしれない。

 「現役、リタイア、どんな世代も、ゆったりと旅行ができる機会にはなかなか恵まれない。そんな時でも旅行気分を味わってもらいたい」。江畑さんは一読を勧める。

 「旅の日川柳」は百二十八ページ、消費税込みで千八十円。問い合わせは飯塚書店=電03(3815)3805=へ。

 

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