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【千葉】

浦安の歴史文化を英語で 市郷土博物館とボランティアが冊子

浦安市郷土博物館・屋外展示場で、談笑する白木聖代さん(中)と学芸員=同市で

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 「漁師町」だった1950年代ごろの浦安を伝える浦安市郷土博物館・屋外展示場を、英語で紹介するガイド冊子が完成した。同博物館とボランティアが2014年から作業を進め、展示場内の家屋や展示物、風習などの紹介文を掲載。今秋のラグビーワールドカップ(W杯)や来年の東京五輪・パラリンピックでは、多くの外国人が訪れると期待されるだけに、同博物館は「浦安の歴史文化を市民が直接、言葉で伝える文例集として役立ててほしい」と話している。 (保母哲)

 冊子の作成に携わった「英語展示解説ボランティア」は、男女十人の市民。いずれも浦安の歴史などを英語で説明できるようにと、同博物館が一三年に開講したボランティアガイド養成講座に参加した。講座修了後、「英語で解説する際の文例集を作ろう」と活動を始めた。

 完成した冊子は「屋外展示場 展示解説 英語文例集」(A4判、四十七ページ)。展示場の説明文は、漁師町にちなんで「Urayasu, Fishermen’s Town」。建築物や民具などの紹介文が出来上がった後、市内在住の米国人に監修を依頼。分かりやすく短い文章で英語と日本語を併記し、やりとりする文例集として取りまとめた。

 屋外展示場は当時の建物がそのまま移築されており、「三軒長屋」は県有形文化財、「漁師の家」(旧吉田家貸家住宅)、「魚屋」(旧太田家住宅)などは市有形文化財に指定されている。外国人の興味を引くようにと、冊子には日本の家屋には仏壇と神棚の両方があったことなども紹介している。

 漁用の舟がひしめく漁港や川で洗濯をする当時の写真、埋め立てが進む様子をとらえた航空写真なども収録し、市の変貌ぶりが分かる。冊子には、音声を収録したCD二枚(五十九分と三十九分)も添えた。

 解説ボランティアの一人である白木聖代(まさよ)さんは、市国際交流協会の会長。白木さんや、同博物館の林奈都子・主任学芸員らは冊子の完成を喜びながら、「浦安のことを多くの外国人に知ってもらい、おもてなすためにこの冊子を役立ててほしい」と話す。

 浦安市は東京都に隣接し、東京ディズニーリゾート(TDR)には多くの外国人観光客が訪れる。ラグビーW杯では強豪国のニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ代表の公認チームキャンプ地となった。パラリンピックでは、車いすバスケットボール英国代表の事前キャンプが行われる。

 五百冊を製作し、うち二百冊を三月一日から同博物館内にあるミュージアムショップで販売する。一冊千円。問い合わせは、同博物館=電047(305)4300=へ。

完成した「屋外展示場展示解説英語文例集」と付録のCD

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