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【千葉】

秋山庄太郎さんの世界 「より美しく」写し続け 佐倉で作品展

秋山庄太郎さんの作品を鑑賞する人たち=佐倉市立美術館で

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 著名人のポートレートで知られる戦後日本の代表的な写真家の一人、秋山庄太郎さん(1920〜2003年)のオリジナルプリントを中心とした展覧会「美しきをより美しく 秋山庄太郎展」が、佐倉市立美術館で開かれている。17日まで。 (小沢伸介)

 女優、喜劇役者、文士、芸術家のポートレートを中心に、早稲田大の学生時代の作品、写真家人生の転機となった四十歳でパリに滞在した時の作品、撮影用のカメラなど百三十二点が並ぶ。

 女優には自然体の表情に美しさを見いだし、原節子さんや高峰秀子さんらは「自分で見たことがない笑顔」と喜んだという。力道山は、胸や肩の盛り上がりなど上半身の肉体美を強調した。

 ライフワークとした花の作品は、千葉市花見川区の東京大検見川総合運動場に通い詰めた「蓮(はす)」、生涯で気に入っている作品三点の一つに挙げた「薔薇(ばら)」など。屋外では情緒美に、スタジオでは造形美に迫ったという。

 黒川公二学芸員は「傷のある作品もあり、本人が気に入って手元に置いていたのではないか。昭和時代は普遍的な美が信じられ、秋山もそれを追究していたように思う。改元が迫る中、昭和を振り返り、当時の価値観に触れてもらえたら」と話す。

 開館は午前十時〜午後六時で、月曜休館。観覧料金は一般八百円など。問い合わせは美術館=電043(485)7851=へ。

丸山明宏(美輪明宏)(1960年代)

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