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【千葉】

白米盛り付け、漁師ら弔う 船橋の不動院で「大仏追善供養」 

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 船橋市本町3丁目の不動院境内にある石造釈迦如来坐像(しゃかにょらいざぞう)で先月28日、「大仏追善(ついぜん)供養」が営まれた。参加した船橋漁協関係者や近隣住民が、炊き上げた白米を大仏の顔などに盛り上げるように付け、亡くなった漁師らを弔った=写真。

 船橋沖は江戸時代、漁場を巡って近隣の漁師との争いが続き、1824(文政7)年には乗船した武士を船橋の漁師が殴る事件が発生。漁師総代3人が捕らえられ、うち2人が牢死(ろうし)した。このため2人と、津波で亡くなった漁師や住民を弔うため、毎年2月28日に追善供養が行われている。

 大仏は高さ0.9メートルで、台座部は1.15メートル。参加者は雨の中、読経や焼香に続き1人ずつ白米を大仏に盛り付けた。白米は、牢内で食が乏しかった苦労を慰めるためという。この追善供養は市無形民俗文化財に指定されている。 (保母哲)

 

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