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【千葉】

自然エネ100%のまちを 八千代の有志が太陽光「市民発電所」

幼稚園屋上に設置する太陽光パネル(手前)を組み立てた市民ら

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 市民の手で自然エネルギー100%のまち、そして社会をつくろう−。そんな思いから八千代市の市民有志らが、「市民発電所」として市内各所に太陽光パネルを設置する。第1弾として幼稚園屋上に据えることにし、メンバーらが現地で太陽光パネルの組み立てなどを体験した。今月17日に設置作業を行い、4月からの稼働を目指している。 (保母哲)

講習会には子どもも参加した=いずれも八千代市で(やちよ未来エネルギー提供)

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 太陽光パネルを設置するのは、昨年一月に設立された一般社団法人「やちよ未来エネルギー」(高山敏朗代表理事)。東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を経験した市民らが「子どもたちに原子力発電や放射能汚染のない未来を残したい」と活動してきた。

 二年前には任意団体「やちよ自然エネルギー市民協議会」を発足させ、市民発電所を設置する組織として同協議会が「やちよ未来エネルギー」を創設した。

 第一弾として設置するのは高津幼稚園。太陽光パネルを据えるための講習会が二月二十四日、園内で開かれ、やちよ未来エネルギーや地球温暖化防止活動に取り組む「エコライフやちよ」のメンバーら約三十人が参加。東京都内の自然エネルギー会社社長から、パネルの組み立て方法などを学んだ。十七日に計六十四枚を取り付けることにしている。

 発電量は年間約二万キロワット時で、一般家庭五、六軒分の電力を賄えるという。発電した電気は全て電力会社に売却。設置費用を賄うためオーナー制度を取り入れ、パネル一枚当たり五万円で販売し、年間二千五百円の賃貸料でやちよ未来エネルギーが借り受ける。賃貸期間は二十年。

 この制度では二十歳未満向けの「コドモ未来オーナー」が五百円で、大人や家族が対象の「未来オーナー」「パネルオーナー」が三千円からなどと設定した。三月十一日まではクラウドファンディングで募集している。

 代表理事の高山さん(47)は八千代市議。「自然エネルギーによる地産地消で、八千代が環境先進都市になるといい」と話す。今回の高津幼稚園を手始めに、市内の農地や使われていない用地などに順次、太陽光パネルを設置する。将来的にはそれぞれの市民発電所の利用者同士で、電力を融通し合うことも想定している。

 取り組みやオーナー制度はホームページで紹介しており、検索のキーワードは「やちよ未来エネルギー」。問い合わせは、やちよ未来エネルギー=電050(5328)4767=へ。

 

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