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【千葉】

県議会 規則改正 欠席理由に「育児」「介護」 家庭と両立しやすく

 県議会は最終日の八日、会議規則の一部改正案の発議があり、全会一致で可決した。議員が本会議などを欠席する理由の規定に、「育児」「看護」「介護」「出産補助」を明記したほか、「事故のため」を「やむを得ない事由」に修正。男女とも議員活動と家庭生活を両立しやすくする。 (村上豊)

 議会事務局によると、都道府県議会で「育児」などの文言を入れたのは、兵庫県に次いで二例目(一月十五日時点)。三月中にも施行する。これまで欠席理由に、「公務」「疾病」「その他事故」があり、二〇一五年七月に「出産」が追加された。

 昨年五月に「政治分野の男女共同参画推進法」が施行。国政や地方の選挙で男女の候補者をできる限り均等にすることや、女性議員が政治参加しやすい環境整備や人材育成を各政党などに求めている。

 提案した立民の安藤淳子議員は「育児や介護などでの欠席理由が『事故』扱いになるのはおかしい」と主張。女性だけでなく、育児や介護をする男性が議員活動と家庭生活を両立しやすくなることを期待する。

 山本友子議員(市民ネット)は採決で賛成したものの「わざわざ明記する必要があるのか疑問。欠席理由にいちいち『介護』などと書いていたら、他の理由も書かなければならなくなる」と語る。

 県議会ではほかに、新年度予算案を含む八十五議案を可決するなどして閉会。議員らは二十九日告示、四月七日投開票の選挙戦に入る。

◆「実際は休みづらい」千葉市議会でも明記求める声

 千葉市議会の会議規則は、本会議などを議員が欠席する際の届け出について、「疾病、出産その他の事故のため」と定め、県議会が盛り込む「育児」「介護」などは明記されていない。

 三井美和香議員(未来民主ちば)は、二〇一六年の六月と九月の市議会定例会を「出産」を理由に欠席した経験を踏まえ、「(育児など)規則に書いていた方が良い。女性の社会進出を促すならば、(明記することで)休める環境をつくっていくべきだ」と主張する。

 市議会は、〇一年七月に会議規則を改正し、「事故のため」だけだった欠席理由に「疾病、出産」を加えた。中村公江議員(共産)が出産直後の同年六月議会を欠席したことを受け、市議会は改正に動いた。

 ただ中村議員は今回の県議会の会議規則の改正について「たとえ育児休みが規則で定められたとしても、議員は日夜働く仕事なので実際に取得しにくい」と話す。(黒籔香織)

 

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