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【千葉】

「市川の縄文」語る 市内で対話集会 市長「無形遺産も夢ではない」

村越祐民市長(左)と対談する山岡信貴監督(中央)=市川市で

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 市川市の村越祐民市長と市民との対話集会「タウンミーティング」が九日、メディアパーク市川グリーンスタジオで開かれた。テーマは「縄文文化の謎に迫る」。村越市長は市内には多くの縄文遺跡があり、縄文期の貝塚は五十五カ所を数えることを紹介しながら、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「無形文化遺産登録も夢ではないと思っている」などと語った。 (保母哲)

 今回のタウンミーティングでは、映画「縄文にハマる人々−世界で最も美しい謎−」の上映後、村越市長と山岡信貴監督が対談。映画は縄文の魅力を語る専門家らのドキュメンタリーで、村越市長は「出演した人たちに、市川に集まってもらってもいい」と話した。

 昨年十月にフランス・パリで開催された日本文化の紹介事業「ジャポニスム2018」を視察し、縄文土器などを披露する展覧会場で、市内の堀之内貝塚(国史跡)から出土した土器が展示されていたことも紹介。村越市長は「フランスやヨーロッパで『縄文』が人気を集めていることを知った」として、今後「市川の縄文」をアピールしていく考えを示した。

 山岡監督は映画製作の動機などを説明しながら、「縄文期の社会は、今とは全く違うことを土器は知らせてくれる。凝った(造形の)土器を作ったのは、縄文人が食べることを大切にしたためで、縄文時代が約一万年も続いた理由はそこにあると思う」などと解説。スマートフォンを利用した意見募集で、参加した市民ら約百七十人の質問にも答えた。

◆食べて、着て、思う縄文 船橋で親子ら40人が暮らしぶりを体験

ワークショップで「縄文服」を着た子どもたち=船橋市で

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 縄文時代の生活ぶりを知るワークショップが十日、ふなばし三番瀬環境学習館(船橋市)で開かれた。事前に応募した親子連れら十五組四十人が、当時の食事である「縄文汁」を作って味わったり、衣服を着たりして縄文への思いを巡らせた。

 ワークショップは同学習館と、市内で縄文期の貝塚などを紹介する飛ノ台史跡公園博物館が初めて合同で企画した。参加者は縄文人が食べていたと考えられているスズキやネギ、さらにはイノシシの代わりに豚肉などを黒曜石で刻むなどして食材を用意。アサリなども入れ、縄文土器のレプリカで「縄文汁」を作った。

 参加者は縄文土器の文様をあしらった「縄文服」や貝殻のアクセサリーを身に着けて記念撮影し、石でクルミを割る体験などをした。

 同博物館の畑山智史学芸員は現在、船橋港が水揚げ日本一を誇るスズキが、約八千年前から食べられていたことを紹介しながら、「郷土の食事は縄文時代から続いていることも知ってもらえれば」と話していた。 (保母哲)

 

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