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【千葉】

「娘でないこと 願った」 松戸女児殺害遺体発見2年 市長、父親らを訪ねる

リンさんの写真に手を合わせる本郷谷市長(手前)とハオさん

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 松戸市のベトナム国籍の小学三年レェ・ティ・ニャット・リンさん=当時(9つ)=が殺害され、遺体で見つかって二年。父親のレェ・アイン・ハオさん(36)夫妻を二十六日、本郷谷健次松戸市長が訪ね、祭壇に花を捧(ささ)げてリンさんの冥福を祈った。ハオさんは「娘でないことを願って」遺棄現場に向かった二年前を振り返った。

 取材に応じたハオさんは当時、我孫子で女児が発見された時の心境を語り「数カ月間、本当のこととは信じられなかった」と声を落とした。

 殺人や強制わいせつ致死などの罪に問われ、千葉地裁で無期懲役の判決を受け控訴した渋谷恭正(やすまさ)被告(47)について「後悔も謝罪もない」と断じ、「自分のしたことを認めて、早くリンちゃんに謝罪してください。もう遅いのだが…」と無念さもにじませた。

 ハオさんに「一市民の立場で裁判についてどう思うか」と問われた本郷谷さんは「思いは同じ。子どもを持つ親として許せるものではない」と答えた。

 同級生たちが、リンさんのため手作りしたパネルを、教諭が自宅まで届けてくれたという。ベトナムの国花ハスと日本の桜を、折り紙の虹が結んでいる。ハオさんは、リンさんの夢だったベトナムと日本の懸け橋に「自分がなりたい」と話した。 (林容史)

リンさんのため同級生たちが手作りしたパネル=いずれも松戸市で

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