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【千葉】

<統一地方選>ポスト独占 主導権握る 県議会、続く自民一強

2月定例会の常任委員会の審査後、県内議員視察に向かうバス=3月上旬、議会棟前で

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 「千葉では『自民にあらずんば人にあらず』の状態が続いている。県議会では議長、副議長だけでなく、委員長、副委員長も自民。われわれ、草の根の声をどう届けるかが課題」

 一月下旬に千葉市内で開かれた立憲民主党県連の総決起集会。あいさつで長浜博行参院議員は、県議会で自民党の一強支配が続く現状を嘆いた。

 県議会では最近、正副議長、常任委員会の正副委員長の各ポストを、自民会派の議員が独占している。現在の定数九五(欠員四)のうち、自民の議席は半数以上の五十一。八つある常任委員会(各十一〜十二人で構成)に六〜七人ずつ所属し、すべての委員会で半数以上を握る。

 委員長は互選で選ばれるので、野党議員がポストを獲得するのは難しい。採決で賛否が半数に分かれた場合には委員長が決裁権を持つ。委員会の運営は正副委員長を中心に進行され、自民が主導権を握り続ける。

 自民県連の河上茂幹事長は「安定多数の自民議員がいることで、県内全域からの要望を県政に反映させることができる」と強調する。

 ◇ 

 一昨年十一月に県職員二人が逮捕された官製談合事件。翌年の二月定例会の総務防災委員会で、委員の野党議員は悔しい思いをした。再発防止策や県職員と業者との関わりなどで議論を深めようとしたが、午後に消防学校・防災研修センター(市原市)の建設現場への県内議員視察が予定され、審査時間が十分ではなかったからだ。

 年四回ある定例議会で、常任委は原則一日だけ開かれる。その日の審査時間は午前十時から午後二時すぎまでで、昼休みを挟んで三時間ほど。「談合事件にかけた時間は実質三十〜四十分くらい。後に視察があると時間が限られ、議論を封じ込まれたみたいだ」といぶかる。

 八つの常任委と同じ日に県内視察が行われたのは、二〇一五年度が十一回、一六年度が十三回、一七年度が十九回、一八年度は十四回と増加傾向にある。別の野党議員も「審議日ではなく予備日に行くべきだ」と問題視する。

 同日視察の理由について、議会事務局の担当者は「委員が集まる日に行えば利便性がいい。視察が審議時間に影響を与えるものではない」と説明する。

 ◇ 

 二十九日告示、四月七日投開票の県議選で、県議会の勢力図が大幅に変わるかは未知数だ。自民は四十七人を公認し、六人を推薦。無所属で出馬する候補の中にも、何人かが自民会派に入る見込み。国政与党の公明は八人を公認する。

 一方、野党側では民進から分裂した立民が十三人を公認し、国民は八人を公認、二人を推薦。共産は十人を擁立した。維新、社民、市民ネットは一人ずつが出馬する。

 

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