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【千葉】

<センバツ甲子園>習志野、粘りの逆転劇 春は初の8強入り

スタンドへあいさつに向かう習志野ナイン=甲子園球場で

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 甲子園球場で開かれている第91回選抜高校野球大会で二十八日、習志野は星稜(石川)を3−1で破り、春は初めての8強入りを決めた。打線は粘り強い打撃で大会屈指の本格派右腕を打ち崩して逆転。守備は岩沢知幸投手(三年)と飯塚脩人投手(三年)の継投で1点に抑えた。準々決勝は三十一日。第1試合(午前8時半開始予定)で市和歌山(和歌山)と対戦する。

 三塁側アルプス席は吹奏楽部やえんじ色の応援服を着た保護者、応援客らの声援であふれ返った。

 ドラムの音を皮切りに習志野の応援歌「レッツゴー習志野」が鳴り響いた。同曲を高校時代に作曲した吹奏楽部OBの根津嘉弘さん(60)も当時使用していたトランペットで演奏に加わり、「選手には習高生らしく元気にプレーしてほしい」とエールを送った。

 先攻の習志野は一、二回と星稜の奥川恭伸投手(三年)の球を打ちあぐね、三振や飛球で凡退を重ねた。二回裏には相手の中前適時打で先制点を許し、三回表も三者凡退した。

 しかし、四回表に風向きが変わった。高橋雅也選手(二年)が左翼安打で出塁すると、竹縄俊希選手(三年)の右翼適時打で生還し、1点を取り返した。

 竹縄選手と同じクラスの吹奏楽部員成松歩歌(ほのか)さん(三年)はその瞬間、うれしさのあまり涙が出て、演奏もままならなかったという。「このまま勝ちます」と言い切った。

 その後も堅い守備で得点を許さなかった。六回裏には相手の左翼線へのファウルフライを竹縄選手がフェンスにぶつかりながらもキャッチ。さらに投手ゴロ併殺でチェンジへ。

 七回表、角田勇斗選手(二年)の三塁ゴロを相手野手がこぼした隙に二塁にいた兼子将太朗選手(三年)が生還して勝ち越し。スタンドが最高潮に達したところで九回表、兼子選手がソロ本塁打を放ち、そのまま相手の攻撃を抑えた。

 三月に卒業した野球部OBの鈴木空吾(くうご)さんは「毎日一緒に練習してきた仲間。このままの勢いで絶対に優勝してほしい」と声を詰まらせた。

◆監督・主将談話 

<習志野・小林徹監督> 信じられない。奥川投手を打てたのもまさか、勝てたのもまさか。選手たちは、根本の交代もプラスに変えてくれた。

<同・竹縄俊希主将(同点適時打)> いつもより、さらに短くバットを持った。いい当たりじゃないけど落ちてくれた。

 

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