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【千葉】

<センバツ甲子園>刻む習志野 初の春4強 逆転で市和歌山を破る

校歌を歌い終え駆けだす習志野ナイン=いずれも甲子園球場で

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 粘りの打撃が、終盤の逆転につながった。甲子園球場で開かれている第91回選抜高校野球大会で三十一日、習志野は市和歌山(和歌山)に4−3で市立高校対決を制し、春では初の4強入りを決めた。打線は中盤から終盤にかけて小刻みに点を重ねて逆転。守っては二回から継投した飯塚脩人投手(三年)が無失点に抑えた。準決勝は二日。習志野は第1試合(午前11時開始予定)で明豊(大分)と対戦する。 (山口登史)

 三月末とは思えない冷たい風が吹く甲子園球場の三塁側アルプス席は、習志野の生徒や保護者、卒業生ら大勢の応援団が詰め掛け、熱いエールを届けた。

 一回表1死三塁、この日初めて三番打者に抜てきされた角田勇斗選手(二年)の中前適時打で先制点を挙げた。角田選手の父・純一さん(44)は「試合前に『絶対打つ』と言っていたので、うれしい。どんどん打ってくれ」と声をからした。

 一回裏、先発投手の岩沢知幸投手(三年)が4連打で3点を奪われ逆転を許したが、二回から継投した飯塚脩人投手(三年)が要所を締める好投で無失点を続けた。五回表2死三塁の場面では、角田選手が相手投手強襲の適時打を放ち、1点差に追い上げる。吹奏楽部の加藤昇竜(しょうた)さん(三年)は「投球のリズムもテンポもいい感じ。すぐに追いつけるぞ」と気合を入れた。

 六回表2死一、二塁から飯塚投手の中前適時打で同点に追い付くと、七回表1死一、三塁、高橋雅也選手(二年)は遊ゴロながら、一塁へ全力疾走。併殺を防いだ一方、三走が生還し、逆転を果たした。野球部マネジャーの石塚美妃(みき)さん(二年)は「よく打ってくれた。持ち味の粘りを見せて頑張って」と手を合わせてグラウンドを見つめた。

 八回裏1死、打球が飯塚投手の足を直撃した。好投を続けてきたエースの負傷にアルプス席に不安が広まったが、治療を終えてマウンドに戻ると、後続を内野ゴロに。九回も2三振を奪うなど好投を続け、勝利の立役者になった。

 バトン部の中島遥夏さん(二年)は試合後、「4強進出なんて夢のよう。優勝まであと2勝。精いっぱい応援して選手たちを後押ししたい」と笑顔をはじけさせた。

◆監督・主将の談話

 <習志野・小林徹監督>(4強は)本当にびっくりしている。(2回戦の試合後にサイン盗みの騒動も)普段通りやろうと話した。選手は臆することなくやってくれた。

 <同・竹縄俊希主将>持ち味の粘り強さで逆転勝ちすることができた。先を見ずに、目の前の試合で自分たちの野球を貫き通していきたい。

 

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