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【千葉】

<センバツ甲子園>頂点、レッツゴー習志野 逆転劇で明豊破り決勝へ

校歌を歌い終えて駆けだす習志野ナイン=甲子園球場で

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 甲子園球場で開かれている第91回選抜高校野球大会で二日、習志野は明豊(大分)と決勝進出をかけて対戦し、6−4で勝った。習志野は3点を先行されながら、巧みな攻撃で追いつき、桜井亨佑(こうすけ)選手(二年)の本塁打などで逆転した。決勝戦は三日午後零時三十分から、東邦(愛知)と対戦する。千葉県勢の決勝進出は一九九五年の銚子商以来。優勝すれば初めてのことになる。

 試合は、いきなり明豊の表選手に先制弾を浴びるなど、3点を許す苦しいスタート。だがここで折れないのが「粘りの習志野」。三回に重盗で1点を挙げると、桜井亨佑選手の適時打で1点差に迫った。応援団が陣取る一塁側アルプス席には、快進撃を支えてきた吹奏楽部の応援曲「レッツゴー習志野」が鳴り響き、太鼓や巨大なスーザホンが「美爆音」を奏でた。

 野球部OBの府馬一雄・同高事務長(54)は「いつもながらの着実な野球。このままいけば必ず勝機が訪れる」と落ち着いた様子。

 四〜六回は点が入らない。印西市小林の自営業五十嵐勝己さん(45)は「展開は悪くないが、パワーで負けているかも。習志野らしく逆転を」と願った。長女(16)が吹奏楽部隣でバトン部の一員として声援を送り続けた。

 七回に同点に追い付くと、スタンドは一気に押せ押せムードに。八回、桜井選手の本塁打を含め3点を奪って逆転すると、応援席は跳びはねたり、ハイタッチしたり、全身で喜びを表現した。

 八回裏に1点返されたが、「美爆音」の必勝メロディーは衰えず、ゲームセットの瞬間、あちこちで「よし」「次は優勝だ」と喜びの声が上がった。

 昨年までバトン部の部長を務め、この春専門学校に進学する榎本美紀さん(18)は「OGとして自分が一番声を出すくらいに、明日も声を出したい」と目を輝かせた。

◆猛攻呼んだアーチ

 緊迫した終盤、3−3で迎えた八回無死、習志野の4番打者、桜井亨佑選手に打順が回ってきた。マウンドには速球に威力のある明豊の右腕、大畑蓮投手。七回から救援登板した。

 桜井選手は「右投手の方が得意です。少し高めの直球だった。芯でとらえた感じがありました」。当たりはライナーで右翼席に飛び込む決勝の本塁打になった。これが習志野の猛攻のきっかけになり、明豊を突き放した。

 甲子園では前の試合まで好機に凡退していた。「結果が出なかったが、三回に初打点を挙げ、少し気持ちが楽になったのでは」と小林監督。桜井選手は「4番は出た走者をかえすのが仕事。次の試合も務めを果たせるようにしたい」と、表情を引き締めていた。

 

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