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【千葉】

<センバツ甲子園>習志野準V 飛躍の夏へ

ナインの健闘をたたえる習志野のアルプススタンド=甲子園球場で

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 準優勝、よくやった−。甲子園球場で開かれた第91回選抜高校野球大会の決勝戦で、習志野は三日、東邦(愛知)に0−6で敗れた。習志野は初回にいきなり本塁打などで3点を先行された。反撃の糸口をつかみながらも、3併殺を喫し、得意の機動力も封じられた。県勢悲願の選抜初優勝は、来年以降に持ち越された。選手たちは、応援席のねぎらいの言葉にこたえ、夏にもう一段の飛躍を誓っていた。 (山田雄一郎)

 穏やかな日差しのもと、平成最後の決勝戦が始まった。初回、先頭打者の根本翔吾選手(三年)が中前安打を放つと、アルプス席の習志野応援団は「オー」と歓声にわいたが、後続は断たれた。

 暗転したのは直後の一回裏。東邦のエース、石川昂弥(たかや)選手(同)にバックスクリーン横に本塁打を浴びた。応援席は一瞬、言葉を失ったが、「頑張れー」と反攻を願った。チームメートで投手の北川健太郎さん(同)はメガホンを手に鼓舞。「粘り強く何とか反撃してくれると信じている」と語った。

 「バンド対決」としても注目された今回の決勝戦。東邦高校の吹奏楽部には、高校野球の強豪・大阪桐蔭吹奏楽部が友情演奏で加わり、習志野の「美爆音」と華やかな応援合戦を繰り広げた。

 五回裏にはエースの飯塚脩人(しゅうと)投手(三年)が継投で登板。無失点に抑えてほしいとの期待を打ち砕くように、東邦・石川選手が2本目の本塁打。沈黙する習志野の応援席。それでも気を取り直し、応援曲「レッツゴー習志野」を響かせ、ナインの反攻を信じた。バトン部部長の長谷川歩沙(あゆさ)さん(同)は「逆転を願っています。力尽きるまで応援したい」と言葉を絞り出した。

 とはいえ、本塁はおろか二塁すら遠い試合展開。九回表の攻撃は応援席総立ちでエールを送ったが、三者凡退に打ち取られ、無情のサイレンが鳴り響いた。涙をぬぐう吹奏楽部員もいたが、ナインが駆けつけ、応援席に向かって一礼すると、「よく頑張った」とねぎらいの言葉が相次いだ。

◆監督・主将の談話

<習志野・小林徹監督> 東邦の質の高い守備や、石川投手の投球術にはまり、流れが来てくれなかった。選手はよくがんばった。これ以上ない舞台で5試合もでき、各人の課題に取り組みながら、成長してくれた。

<同・竹縄俊希主将> 相手はチャンスに一本が出て、自分たちにない野球を見せつけられた。試合序盤に自分のバントが併殺になってしまい、チームの雰囲気を切り替えようとしたけれども、できなかった。

 

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