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【千葉】

旨し 鯖燻アヒージョ 聖徳短大生、南房総の会社と開発

若い感性で開発した新商品「鯖燻アヒージョ」=松戸市で

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 聖徳大学短期大学部総合文化学科(松戸市)の学生4人のアドバイスで、南房総市特産のサバのくん製をアレンジした調味料「鯖燻(サバクン)アヒージョ」が誕生した。今年2月に市内で開催された「第3回南房総名品づくりグランプリ」に出品し、準グランプリを受賞、商品化された。開発に協力し、今春、卒業した4人は「あ(A)えても、混(M)ぜても、か(K)けてもおいしい『AMK』がコンセプト」と若いひらめきをアピールした。 (林容史)

 同科「フード・調理ブランチ」コースを専攻した佐藤理子(りこ)さん(20)、阿部詩央梨(しおり)さん(20)、沼崎早香(さやか)さん(20)、戸高春香さん(20)の四人。

 地方の雇用創出や地域が求める人材の育成を目的とした文部科学省の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」による南房総市との連携の一環。これまで市内の昔話を絵本にしたり、特産の房州うちわのデザインを手掛けたりしてきた。

 昨年六月、市内の食品加工会社アルガマリーナから、サバのくん製を使った新商品の開発に当たり「若いアイデアがほしい」とアドバイスを求められた。当初はラビオリ、ハンバーグ、なめろうなどのメニューを考えたが、「調味料にした方が、いろいろな料理に使えるのでは」と方針転換。サバのくん製を細かく切って、オリーブオイルやニンニクなどで煮込むアヒージョが「サバの風味が一番、生かせる」と結論に達した。

 昨年十一月の文化祭では来場者に試食してもらい、「油の量が多すぎる」という指摘を受け会社側に改良を伝えたという。

 学内の非常勤のデザイナーがパッケージデザインを手掛け、年末に商品が完成、市が一次産業育成のため開催している名品づくりグランプリに名乗りを上げた。プレゼンで四人は「魚をもっと多くの人たちに食べてもらいたい」と訴え、アヒージョを使ったパスタやオムレツ、手巻きずしなどのレシピも考案して紹介した。

 開発メンバーの佐藤さんは「小骨がないから魚嫌いの小さい子どもから、お年寄りでも食べやすい。和洋中、どんな料理にも合います」と笑顔で食レポした。

 指導に当たった講師の長谷川弓子さんは「自分たちがイメージした物が商品化される達成感があったはず。この体験を社会でも生かして」と学舎を巣立った四人にエールを送っていた。

 「鯖燻アヒージョ」は百四十グラム入り千二百円(税込み)。市内をはじめ近隣の鴨川市、館山市、鋸南町の道の駅などで販売している。問い合わせはアルガマリーナ=電0470(47)5477=へ。

 

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