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【千葉】

桜田氏、五輪相更迭 地元・柏、我孫子でも批判の声

県議選の投開票から一夜明けた8日、バラの付いた当選者の名前の前でポーズを決める桜田県連会長

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 桜田義孝前五輪相(69)=衆院千葉8区=が、東日本大震災の復興より自民党の同僚議員が大事と失言し、事実上更迭されてから一夜明けた十一日、選挙区の柏市や我孫子市でも、批判の声が聞かれた。 (堀場達)

 「肩身が狭い」というのは、野党共闘を進める活動などに取り組んでいる我孫子市の中村良雄さん(77)。「あまりに庶民感覚からずれた発言が続き、悲しい」。「資質に問題があっても、与党候補というだけで、当選してしまうのが小選挙区の弊害。そうした代議士を国会に送らないためにも、野党共闘が必要と改めて感じた」と話した。

 「失言ではなく、本音では」と皮肉るのは、柏市の主婦(41)。「復興より仲間の与党議員が大事、と言ってしまったのは、国民の方を向いていないから」と、語気を強めた。

 東葛飾高校で同級生だった同市の男性(69)は「石巻発言などで勉強不足を印象づけた上、今度は被災者の気持ちを傷つけ、辞任はやむを得ない」。

 「親しみやすいところがあり、いい男なんだが…。五輪のために頑張る前に辞めてしまうのはもったいない」と旧友を気遣った。

◆知事ら「五輪準備しっかり進める」

 県内では、二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの一部競技が開催されることから、県内首長は大会への思いについて言及。森田健作知事は「政治家の出処進退は本人が決めること」としつつ「県としては、大会に向けた準備をしっかり進め、盛り上げていきたい」とコメントした。

 千葉市の熊谷俊人市長は「桜田大臣に大変期待をしていたので、今回の辞任は大変残念」と話し、東京五輪・パラリンピックへの影響については「まだ日にちはあるので市の準備に影響はない」と述べた。

 船橋市の松戸徹市長は「(辞任は)残念です」としながら「明るく次の時代につながる大会になるよう、国や関係自治体などが今後もしっかりと連携をお願いしたい」と注文した。

 市川市の村越祐民市長も「(辞任の大会への)影響を最小限にとどめるよう、関係者が力を合わせねばならない」とし、衆院議員時代に外務政務官の経験もあり「辞めるタイミングは、もう少し前にあったのかもしれない」と述べた。

 桜田氏は、自民党県連会長として統一地方選を陣頭指揮。県議選投開票翌日の八日には、自民が過半数の議席を獲得したことに触れ「世界のお客さんが『千葉県はいい所だな』と思われる大会にできればいい。そのために、安定した県政が行われるいい結果が出た」と話していた。 (村上豊、保母哲、黒籔香織)

 

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