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【千葉】

令和と万葉集 県内でも熱視線 英訳出版 特設コーナーで紹介

神田外語学院の元教員らによって作成された万葉集の英訳本

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 新元号「令和」の典拠になった万葉集に、県内でも関心が高まっている。英訳版を系列校の元教員が出版している神田外語大(千葉市美浜区)では万葉集を紹介する特設コーナーの設置を検討。千葉市中央図書館では貸し出し予約が相次いでおり、改元に伴う影響が各地で表れている。 (山口登史)

 「万葉集を通じて、異文化理解を進める大きなチャンス」。万葉集の英訳版書籍「THE MAN’YO−SHU」を系列校の元教員らが一九九一年に出版している神田外語大の広報担当者は意気込んでいる。

 同書は神田外語大系列の専門学校「神田外語学院」(東京都千代田区)の元教員で須賀照雄さん(故人)らによって一九九一年、四千五百十六首、二十巻からなる万葉集を英訳して発行された。神田外語大によると、東洋詩特有の五七調のリズムに合うように翻訳されているのが特徴。広報担当者は「外国人にも理解しやすい内容となっており、多くの人に読んでほしい」と紹介。今後は特設コーナーの設置も検討している。

 千葉市中央図書館では新元号が発表されたことを受け、館内に特設コーナーを設置。同館によると、新元号の発表以降、万葉集の初心者向け解説書が多く貸し出されており、中には予約が十件以上入っている書籍もある。通常は年一、二回の貸し出しにとどまっており、関心の高さがうかがえる。

 同図書館では五月一日の改元以降も万葉集の特設コーナーを設置する方針で、担当者は「改元を機会に万葉集に興味を深めてもらえれば」と話している。

令和の典拠が記された万葉集の部分の英訳(いずれも神田外語大学提供)

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