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【千葉】

キハ5800、市原市文化財に 100年以上前製造、小湊鉄道が所有

市原市指定文化財に選定された小湊鉄道の鉄道車両「キハ5800」

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 市原市教育委員会は、小湊鉄道が所有する鉄道車両「キハ5800」を市指定文化財(歴史資料)に選定した。百年以上前に製造され、一九九七年まで旅客用車両として使われてきた車両。国登録有形文化財になっている十件の駅舎やトンネル、橋など二十二件とともに、市の鉄道交通史を物語るものとして、重要と判断した。指定は三月二十九日付。

 市教委によると、キハ5800は国鉄の前身の鉄道院が一九一四年に製造。現在の飯田線(旧三信鉄道)などで使われた後、六〇年に小湊鉄道が買い取った。小湊鉄道は電化されていないため、動力を電気からディーゼルに改造し、旅客用として使われてきた。

 文化財の指定に当たっては窓枠や座席シートの下に木材が使われるなど製造当時の面影を色濃く残している点も評価された。

 市教委は、車両の来歴や修繕の歴史を証明する史料として、台帳と修繕表も併せて市指定文化財に選定した。台帳には六〇年に小湊鉄道に来た経緯や運行状況、九七年に廃車にされるまでの記載があり、修繕表には定期点検の状況などが書き込まれている。

 市教委の担当者は「車両も台帳、修繕表も市の鉄道史を物語る重要な資料。小湊鉄道と相談の上、一般公開も検討したい」と話している。 (山口登史)

キハ5800の台帳

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