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【千葉】

イノシシ捕獲わな 情報通信活用 木更津市とNTT東、市内山間部で実証実験

実証実験で設置されたわな。おりの上に載っているのが自動給餌システム。奥に監視カメラが見える=木更津市で

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 イノシシによる農作物の被害を減らそうと、木更津市はNTT東日本と共同で、ネットワークカメラで捕獲用のわなを監視する実証実験を始めた。監視したデータを分析して捕獲率を高め、肉はジビエ料理として販売する。情報通信技術(ICT)に基づく街づくりの一環で、実験期間は四月から二〇二〇年三月までの一年間。 (山田雄一郎)

 NTT東にとって初の試み。共同実験のパートナーに木更津市を選んだ理由について、同社の担当者は「鳥獣を捕獲するだけでなく、食産業に生かすネットワークがある」と説明した。同様の取り組みは、NTT西日本が長崎・五島列島で先行しているという。

 実証実験は、被害に悩む市内の山間部二カ所で実施する。わなの形態は、鉄製のおりと自動給餌(きゅうじ)システム、イノシシを監視する赤外線センサー付きカメラからなる。センサーがイノシシを感知すると、撮影した画像が直ちにパソコンやスマートフォンに転送される仕組みだ。

 捕獲したイノシシの頭数や大きさをデータとして蓄積すれば、生態の把握や効率的なわなの設置が可能になるという。

 メリットは、捕獲が確認されれば現場に駆け付ければ良く、わなを毎日、見回る必要がなくなること。えさが少なくなれば、パソコンなどで遠隔操作して自動給餌システムを作動させ、補給の手間も省ける。

 捕獲したイノシシは地元猟友会の協力を得て、ジビエ料理として食肉加工し、市内や東京都内で販売する。

 

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