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【千葉】

広がれ「市民発電所」 八千代、有志が太陽光パネル64枚

高津幼稚園屋上に設置された太陽光パネル=いずれも八千代市で

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 八千代市の市民団体が、太陽光パネルを設置した「市民発電所」第1号の落成式が行われた。市民オーナーを募るなどして、一般社団法人「やちよ未来エネルギー」(高山敏朗代表理事)が市内の高津幼稚園屋上に開設。今後は市内各所に同様の市民発電所を作り、パネルを設置した民家が自ら使用する「自家消費」に取り組むなどで、「自然エネルギー100%のまち・八千代」を目指すという。 (保母哲)

 東日本大震災と東京電力福島第一原発事故の教訓を生かそうと昨年一月、市民有志らが任意団体「やちよ自然エネルギー市民協議会」(松原弘直代表)を結成。市民発電所を設置する組織として同協議会が「やちよ未来エネルギー」を発足させていた。

 二階建ての高津幼稚園屋上に取り付けられた太陽光パネルは、計六十四枚。発電量は年間約二万キロワット時で、一般家庭五、六軒分の電力を賄えるという。発電した電気は、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度(FIT)で電力会社に売却する。

 高津幼稚園の有馬淳園長は「環境保護の大切さを、園児たちに知ってもらう機会になれば」と、屋上を二十年間にわたって無料貸与することを快諾。市民オーナーはチラシやクラウドファンディングで募った。

 落成式は二十日にあり、市民オーナーら数十人が出席。カウントダウンに合わせて発電スイッチが入れられた。オーナーの市内の主婦(45)は「子どもに自然エネルギーの大切さを言葉で伝えようとしても、なかなか難しい。こうした活動に参加し、体験することで分かってもらえれば」と話した。

 八千代市議でもある未来エネルギーの高山さん(47)は「住宅や空き地に増やし、街づくりなどにもつなげたい」と今後を展望。発電分の自家消費や、電気事業者と売買するなどでFITに頼らない「脱FIT」を目指すという。

     ◇

 やちよ未来エネルギーは二十七日、「田植え体験&ソーラーシェアリング見学会」を開く。午前九時半、八千代市役所に集合。参加費は大人千円など。やちよ自然エネルギー市民協議会は六月一日午後二時から、市民会館で「地球温暖化問題のいまと未来を考える」を開催。環境NPO気候ネットワーク理事の平田仁子さんらが講演する。参加費二百円。詳細は、田植え体験などがフェイスブック、講演会がホームページに掲載されている。

落成式で発電量を表示するモニター(右下)に見入る参加者

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