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【千葉】

野田虐待死、傍聴人から厳しい声も 地裁初公判 なぎさ被告、沈黙多く

抽選の整理券を求めて並ぶ傍聴希望者たち=千葉市中央区の千葉地裁前で

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 野田市の自宅で一月、小学四年の栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が死亡した事件で、傷害ほう助罪に問われた母親のなぎさ被告(32)の千葉地裁での十六日の初公判。亡くなった心愛さんへの思いを一切語らなかった被告に対し、傍聴した人からは「無責任だ」との厳しい声も出た。

 なぎさ被告は法廷で、心愛さんの父親で夫の勇一郎被告(41)=傷害致死罪などで起訴=の暴行を止めなかったなどとする起訴内容を認めた。だが、母親として心愛さんを守るべき立場だったのではないかや、勇一郎被告と離婚するつもりはあるかと検察官に問われると、沈黙して何も話さなかった。

 沖縄県で暮らすなぎさ被告の母親が証人として出廷し、勇一郎被告から「関わるな」と威圧的な態度で言われたと振り返った。一家が沖縄県から野田市へ引っ越した二〇一七年ごろからなぎさ被告と連絡を取っていなかったと証言した。

 千葉地裁前には開廷前、七十席の傍聴券を求めて四百六十三人が抽選の列をつくった。傍聴した千葉市稲毛区の松本哲郎(あきお)さん(33)は「被告は事件を考えられる精神状態ではない」と理解を示しながらも、「心愛ちゃんへのざんげや後悔の言葉がなさ過ぎて母親らしさは感じられなかった。勇一郎被告をかばっているような気がした」と話した。 (黒籔香織)

 

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