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【千葉】

児童虐待で緊急対策費1億8800万円 野田の事件受け県6月補正予算案

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 野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が一月下旬に自宅浴室で死亡した虐待事件を受け、県は二十一日、児童虐待の緊急対策費一億八千八百万円を盛り込んだ六月補正予算案を発表した。事件で問題となった学校と児童相談所との連携強化や、児相の体制強化を柱にしている。 (村上豊)

 学校との連携強化では、小学校の担任教諭が児童へのきめ細かい見守りやケアができるように、授業の一部を代わりに担当する非常勤講師を九月から計三十五人派遣する。児童・保護者を支援するため、地域拠点の小中高校に計三十九人配置されているスクールソーシャルワーカーを、さらに五人増やして緊急性の高い事案に迅速な対応をする。教職員が弁護士に相談できるスクールロイヤーの活用も始め、親からの圧力に屈しないようにする。

 児相の体制強化については、虐待の疑いがある児童の安全を確保するため、県が管轄する六つの児相ごとに併設した一時保護所のうち四つを拡張。現在計百十五人の定員を二十八人増やし、定員を二〜三割上回っている状態を解消する。拡張の完了は来年十二月以降になる。

 中央、市川、柏の各児相で弁護士の配置を週一回から二回に拡充するほか、夜間・休日に電話対応する全国共通の「ダイヤル189(いちはやく)」の相談員を増員。虐待事案で児童福祉司に同行して親らと面会する児童安全確認協力員や、児童福祉司の記録の整理を手伝う人員も増やす。

 六月補正予算を組むのは、知事選の後に政策的事業を追加する肉付け予算を除くと、東日本大震災で緊急対策費用を加えた二〇一一年以来。六月五日にも開会する県議会定例会に補正予算案を提出する。補正後の予算額は一般会計で一兆七千六百十億円になる。

 

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