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【千葉】

防衛省がオスプレイ暫定配備説明 木更津市議会で傍聴の住民「大事なこと答えてない」

防衛省の担当者ら(右側)を招いて開かれた、木更津市議会の基地政策特別委員会協議会=木更津市議会で

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 陸上自衛隊木更津駐屯地(木更津市)に垂直離着陸輸送機オスプレイを十七機暫定配備する計画をめぐり、木更津市議会は十日、基地政策特別委員会協議会に防衛省の担当者らを招き、説明を求めた。同省側は、オスプレイの安全性に問題はなく、市議会や市民に丁寧な説明を続けるとして、暫定配備に理解を求めた。計画に反対する住民らが傍聴席で見守り、これまでと代わり映えしない説明に失望の声が上がった。

 基地政策特別委に属する議員など計二十議員が参加。防衛省からは末永広・防衛計画課長や池田真人・北関東防衛局企画部長ら六人が出席した。議員五人が一人十五分程度の持ち時間で疑問をぶつけた。

 冒頭、田中紀子議員(市民ネット)が「なぜ木更津が最終的な候補地となったのか」と質問。末永課長は「十七機すべてを一カ所に配置でき、運用基盤を整えやすい」と従来の説明を繰り返した。

 堀切俊一議員(立憲民主)が「例えば住民投票で反対の意思が表明された場合、白紙に戻すか」と尋ねたのに対し、末永課長は「地方自治に関する取り組みに、防衛省としてはコメントできない」と答えた。

 他の議員からは、暫定配備の期間に関する質問も出たが、末永課長は「期限は区切らず、丁寧な説明に努める」と明言しなかった。

 傍聴席には、住民団体「オスプレイ来るな いらない住民の会」のメンバーら三十五人が詰めかけたが、「大事なことには何も答えていない」と失笑がもれる場面もあった。

 傍聴を終えた高橋てる子議員(無所属)は「特別委が質問に時間制限を設けるのはおかしい。防衛省のスケジュールに合わせて動いているのでは」と、市議会側の議事の進め方に不快感を示した。 (山田雄一郎)

 

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