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【千葉】

千葉市立の2小学校で水泳授業を民間委託 効果検証し拡大検討

インストラクターから水泳指導を受ける児童=千葉市稲毛区のセントラルウェルネスクラブ長沼で

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 老朽化した学校プールの維持費削減や、教員の負担軽減につなげようと千葉市教委は本年度、二小学校の水泳授業の民間スイミングスクールへの委託を始めた。効果を検証し、来年度以降、ほかの学校での実施を検討する。 (黒籔香織)

 「キックが小さくならないように」「平泳ぎでは横ではなく後ろに蹴って」。十二日朝、稲毛区のセントラルウェルネスクラブ長沼の屋内プールでは、市立源小学校(若葉区)の五、六年生計七十六人がインストラクター四人から水泳の指導を受けた。児童は泳力別に三班に分かれ、クロールの息継ぎやビート板を使ってキックの練習をした。プールの外では、担任教諭や保護者らが児童の様子を見守った。

 授業を受けた六年の鶴岡由一郎君(11)は「屋内のプールだったので天候を気にせずできた。今年は早く五十メートルを泳げるようになりたい」と話した。

 市教委は試験的に一年間、同小と市立花見川小(花見川区)の水泳授業を各校の最寄りの民間スイミングスクールに委託した。プールの掃除や水質管理など授業以外の教員の負担を軽減し、児童の泳力向上を目指す。委託料は二校合わせて約四百万円。

 市教委によると、全百六十六小中学校で各校一つずつ屋外プールがあるが、多くが築後三十年以上と老朽化している。水道代や修繕費などの維持管理費は一校あたり年約百五十万円、全校で年計二億四千九百万円と試算する。

 授業を見守った源小の竹下高代教頭(52)によると、十二日朝の気温は一九度と基準気温より四度低く、学校の屋外プールでは授業はできず、別の日に振り替えざるを得なかったという。竹下教頭は「計画的に学習が進められる環境で、子どもたちの意欲と技能の向上につながってほしい」と述べた。

 花見川小の授業は、花見川スイミングクラブ(花見川区)に委託する。市教委は児童や保護者、教員へのアンケートを実施して、効果を検証して来年度以降の事業拡大を検討する。 

 

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