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【千葉】

<ひとキラリ>100人カイギ「緩やかな共同体、街づくりに」 柏で始めた宮崎彩さん(カフェ経営)

「人がつながることによって、何かを生み出したい」と語る宮崎彩さん=いずれも柏市で

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 地域で活躍する100人の話を聞き、人と人とのつながりを広げよう−。こんなユニークな取り組み「100人カイギ」が5月、柏市で始まった。発起人代表で、テニス用品を販売する柏駅近くのカフェ「コミュニティショップ アド」の経営に携わる宮崎彩さん(34)は「知り合いが増えることによって、何かができる。緩やかな共同体をつくって、柏の街づくりに役立てたい」と話す。 (堀場達)

 100人カイギは一般社団法人代表理事の高嶋大介さんが呼び掛け、二〇一六年に東京都港区で開催したのが最初だ。毎回数人のゲストを呼んで話を聞き、ゲストが百人に達したら集まりを終了するということ以外のルールは設けていないという。各地で取り組みの動きが出ており、県内でも柏に先立ち、松戸市で四月にスタートした。

 宮崎さんは100人カイギに関心を抱いたきっかけを「義父が亡くなり、昨年から店を手伝い始めたことだった」と振り返る。以前の店は普通のテニス用品店。「モノが流れていくだけで、お客さんとの会話がなく、もったいないなあ」。「人がたまるように」とカフェスペースを設けてみた。

 客同士の交流促進も目的に、店の改装に乗り出した折、インターネットなどで話題になっていた100人カイギのことを知り、東京都杉並区の100人カイギを見学して勉強した。宮崎さんは埼玉県三郷市在住で、柏に詳しくないし、知己はいない。「柏の街を知り、友人をつくれる」と考え、高嶋さんに連絡を取ったところ、同じ志の人がほかにも柏にいることを伝えられ、共同発起人として柏市100人カイギの事務局を務めるようにアドバイスされた。

 こうして動きだした柏市100人カイギの初会合は五月二十六日、アド店内を会場に開かれた。ゲストは五人で、子どもの体を守る活動をしている男性の理学療法士、サッカーJ2の柏レイソルの応援番組を司会する女性のフリーアナウンサー、柏を中心に全国各地の街づくりに関わってきた女性らが、ざっくばらんに、これまでの自分たちの活動を語った。

 飲み物を手に、参加者同士で自己紹介をする趣向もあり、初回は和気あいあいの雰囲気のまま終了した。「一回五人ずつのゲストの人選は発起人で決める。基準やテーマはなく、地域のために活躍している面白い人、すごい人に声掛けする。二十回開きます」と宮崎さん。

 柏市100人カイギは毎月第四日曜日の午後三〜五時で、今月は二十三日。「日曜開催は学生や子どもたちにもどんどん参加してほしいから。自分と同世代だけでなく、下の世代に『こんな人がいる』『街でこんな活動がある』ことを知ってもらえれば、活動の継承につながる」。小学校五年の長男(10)から二歳の三女まで四児を育てる母親でもある宮崎さんは、言葉に力を込める。

 柏市100人カイギの参加費は飲み物付きで一回千円。大学生以下無料。問い合わせは、宮崎さん=電090(5206)6759=へ。

和気あいあいと進められた柏市100人カイギの初会合

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