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【千葉】

幻の選挙公報 学生が開示請求 統一選前半戦 無投票で未発行

統一地方選前半戦の選挙公報を開示請求しようとしている谷原彩音さん、原田美沙紀さん、木村寿々香さん(左から)=千葉県内で

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 県内在住の大学生3人は、今春の統一地方選前半戦で無投票になったため、発行されなかった立候補者の氏名や経歴、公約が書かれた選挙公報の原稿を各選挙管理委員会に開示請求を始めようとしている。8月までにインターネット上に公開する予定で、3人は「政治家が公約を果たしているか有権者にチェックする材料にしてほしい」と話す。 (黒籔香織)

 三人は、学習院大三年の原田美沙紀さん(20)=我孫子市、日本大三年の木村寿々香(すずか)さん(21)=松戸市、東邦大三年の谷原彩音さん(20)=我孫子市。

 今年二〜三月に松戸市議のもとで議員インターンシップを経験し、元インターン生らが二〇一四年に立ち上げた選挙公報を公開するサイト「選挙公報.com(ドットコム)」を知った。三人は昨年十二月の茨城県議選で無投票だった選挙区の選挙公報を開示請求し、統一選前半戦で無投票だった全国の選挙区を調べ始めた。

 選挙公報は、選挙管理委員会が配布する立候補者の広報紙。立候補者は選挙公報の原稿を告示前に選挙管理委員会に提出するが、無投票の場合は投票をする必要がないとして発行されない。

 三人は、開示請求した茨城県議選の選挙公報を読み、無投票でも公表する必要性を実感したという。木村さんは「無投票当選した人が、任期中に何をしようとしていたかがわかる。次の選挙で候補者を選ぶ上で大きな判断材料になる」と話す。三人は四十一道府県議選と七政令市議選の選挙公報を開示請求して、同サイトに掲載する予定。

 今回の統一地方選前半戦では、四十一道府県議選(総定数二二七七)で無投票当選は六百十二人と割合は過去最高の26・9%だった。千葉県議選(定数九四、四十二選挙区)でも十七選挙区の二十五人が無投票当選した。

 

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