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【千葉】

演劇の楽しさ地域に 県立松戸高・3年生ら23人、14日から6公演

公演に向け演技の仕上げに励む生徒たち=いずれも松戸市で

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 県内では珍しい演劇の授業が選択できる県立松戸高校で今月、生徒たちがこれまで学んだ成果を発表する公演が行われる。今年は松高の創立百周年に当たり、例年にも増してけいこに力が入る。全員で舞台をつくり上げ、演劇の楽しさを地域に伝えようとけいこに汗を流す。 (林容史)

 今回、舞台に挑むのは教科「演技実習」を勉強している三年生ら二十三人。筋金入りの演劇部員に交じり、入学するまで演劇を知らなかった生徒もいる。演劇科の阿部順教諭は「人前でやるのが演劇。最初から公演することを目標にしている。生徒たちに初めて演じた喜びを感じてもらいたい」と授業の狙いを説明する。生徒たちは毎年、夏と冬の二回、舞台を踏む。

 上演するのは「YAMAMBAAH(ヤマンバー)!」。県立船橋旭高校などで演劇部を率いた土田峰人さん作の「山姥(やまんば)」を、阿部さんが大胆にアレンジした。子どもを授かった山姥が、別れて里で暮らす息子のため山を下り、村人に見つかって火あぶりに…。「山姥」の世界観と現代を飛び交いながら、子を持つ母に芽生えた愛を訴える。

 見どころは、出演者がA、B各チームで役を替え、演じ分けるダブルキャスト。生徒が多彩な役に挑戦できるようにしている。百周年にちなみ、難解なシナリオに挑戦したほか、舞台を飾る道具や衣装も華やかにするという。

 六月から本格的なけいこに入り、学校の試験を終え、「ストーリーを推し進めていく」(阿部さん)仕上げ段階に入った。演劇部部長の原田瑛莉奈(えりな)さん(17)は「せりふを覚えたり、演じ分けたりするのが何倍も大変。だけど役者の個性が違う分、毎回、感動する所も波も違う。それぞれの魅力を感じてほしい」と呼び掛ける。

 ダンサーを目指し劇団で活動する水越由奈(ゆな)さん(17)は「演劇を知らなかった生徒も、もまれながら団結して舞台をつくり上げている。『演劇っておもしろい』って知ってくれる人が増えれば」と願っている。

 十四日の公開リハーサルを皮切りに十八日まで連続で計六回公演する。開演は午後二時半、十五日のみ午前十一時と午後二時半の二回。演劇実習室で行い、入場無料。問い合わせは同校=電047(341)1288=へ。

演劇を楽しむ県立松戸高校の生徒たち

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