東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 千葉 > 記事一覧 > 7月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【千葉】

<熱球譜>執念の一発「やりきった」 成田3年・山本翔太主将

チームを攻守でけん引した成田の山本翔太主将

写真

 2点を追う七回表1死。「つなぐことだけ考えた」という第3打席。甘めの直球にバットを振り抜いた。打球は左翼席に飛び込み、1点差に追い上げた。「スタンドに届くとは思わなかった」と驚きつつ、劣勢の試合終盤で甲子園へ夢をつなぐ一発だった。

 「徹底的にバットを振らないと調子が上がらないタイプ」と自己分析するチーム随一の努力家。甲子園まであと1勝に迫った昨年の雪辱を果たそうと、全体練習後も居残りで打ち込みに励み、背中でチームを引っ張ってきた。

 大会直前に右肘に死球を受け、3週間ほど練習ができず、大会序盤はなかなか安打が打てなかった。「チームに迷惑をかけたくない」。悔しさを吹き飛ばそうと、大会期間中にもバットを振り込んだ。

 この日の相手・習志野の先発投手は大会屈指の本格派右腕と称される飯塚脩人選手(三年)だったが「必ずチャンスは来る」と、甘めの球に狙いを定め、この日は2安打の活躍だった。

 試合後の取材に「やりきった」とひと言。涙は見せず、大学進学後も活躍できるよう、さらなるレベルアップを誓った。(山口登史)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報