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【千葉】

野田小4女児虐待死 年内、結果報告へ 関係機関の対応議論 県検証委

 野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が死亡した虐待事件を巡り、県の検証委員会は六日、五回目の会合を開き、年内にも検証結果をまとめる方針を決めた。

 検証委は七月までに、心愛さんが一時保護されていた県柏児童相談所や通学先の小学校など約二十人に対してヒアリングを実施した。関係機関の対応の問題や改善策について議論を進めている。

 この日の会合も冒頭以外非公開で行われ、柏児相が二〇一七年末、父方の祖父母宅で過ごすことを条件に心愛さんの一時保護を解除したのにもかかわらず、知らぬ間に心愛さんが父親勇一郎被告(41)=傷害致死罪などで起訴=らがいる自宅へ戻っていたことなどが議題に上がった。

 委員からは、児相が一時保護解除後、父親らに口頭ではなく書面で明確に指導内容を示し、家庭訪問などを実施する「児童福祉司指導」の行政措置を取るべきだったとの指摘があった。

 厚生労働省のガイドラインでは、虐待の自覚が乏しい保護者などに対しては児童福祉司指導を取るべきだとしている。

 県によると、県児相が行っている在宅児童の保護者への指導は、任意の「継続指導」が大半で、児童福祉司指導の措置はわずかだという。県の担当者は「保護者との関係を優先しがちになっているようだ」と話す。 (太田理英子)

 

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