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【千葉】

<東京2020>「対自分」の心で目指す金 車いすテニス・国枝選手

パラリンピックまで1年。「自分の中でカウントダウンが始まった」と語る国枝慎吾さん=柏市で

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 車いすテニスのプロ選手として活躍している国枝慎吾さん(35)が、母校で柏市にキャンパスを置く麗沢大学で講演し、来夏に開幕が迫った東京パラリンピックについて「一年前ということで意識し始めた。カウントダウンをしている」と、金メダルを目指す決意をあらためて表明した。

 「世界王者の飽くなき挑戦」の演題で、オープンカレッジ行事として企画され、学生や地元住民らが耳を傾けた。小学四年生の時、脊髄腫瘍で下半身がまひして、車いす生活となった国枝さんは、六年生で車いすテニスを始めた。

 出会いは、同市花野井にある吉田記念テニス研修センターだったという。十七歳で競技人生を歩むと決め、以来、パラリンピックではアテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロの各大会で、メダルを獲得してきた。

 そんな国枝さんだが、競技を続けるかどうかで、何度も迷ったという。二〇〇九年にプロに転向する際は「アマで実績を重ねた自分が失敗したら、後輩たちが続けなくなる」と悩んだ。

 世界ランキング1位になってからは「追い掛ける背中がなくなった」。だが、ある試合で「まだ足りない技術を身につければよい。これまでは『対だれか』だったが、『対自分』と切り替えた」ことによって、競技を続けるモチベーションを回復した。

 「目的のために労力を惜しまない」と自己分析。東京大会でも頂点を目指すという。 (堀場達)

 

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