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【千葉】

「21世紀の森と広場」保全と活用 松戸市、千葉大に研究委託

園内の発生材の保管状況=松戸市で(21世紀の森と広場提供)

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 松戸市は、都市公園「21世紀の森と広場」(松戸市千駄堀)の保全と活用を目的に千葉大学に研究業務を委託し、五月から事業を開始している。大学は公園で調査や社会実験などを重ね、来年三月頃に研究成果を市民に向けて発表することにしている。(林容史)

 市は二〇一三年、大学の知的、人的、物的資源を活用して施策を進めるため、包括連携協定を締結しており、業務委託はこの一環。公園は造成から二十五年以上が経過し、剪定(せんてい)や伐採した枝や木が園内に山積みにされていたり、手入れが行き届かず在来種を中心とした生物の生育環境が悪化したりしているという。園内の森や湿地を適正に管理して、かつての里山環境をよみがえらせる。

 研究は三チームで取り組んでいる。緑地管理グループは植生や生物の生息状況などを調査しデータベース化する。アート・風景化グループは人と森のつながりなどをアート作品で表現し、展示する。運営・事業グループは剪定枝などの活用法、市民参加による持続可能な公園の管理運営などを模索する。

 研究を統括する同大大学院の柳井重人准教授(農学)は「多用な楽しみ方ができ、満足感が高く、長く過ごせるなど公園の利用の質を高めていきたい。大学が持つ緑環境分野の知見を社会に還元できるチャンスだと考えている」と話す。

 21世紀の森と広場は、個人所有の農地を市が公園化して一九九三年四月に開園、管理している。約五十ヘクタールの40%を杉やヒノキ、ケヤキなどの森が占める。イベントなどを中心に年間六十万人ほどが訪れている。

 

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