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【千葉】

日韓 歌声で結ぶ 両国の高校生 あす千葉でコンサート

オーケストラ部の伴奏や合唱とともに、初練習に臨んだ日韓の高校生6人=千葉市の千葉女子高で

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 声楽を学ぶ日本と韓国の高校生各三人と、県立千葉女子高校オーケストラ部によるコンサート「響けよ 歌声」が二十五日に同校(千葉市稲毛区)で、二十七日には習志野市民会館で開かれる。テーマは「歌で紡ぐ日本と韓国」。両国間では緊張関係が続いているが、生徒たちは「音楽にはお互いを分かり合える力がある」と笑顔で話した。 (保母哲)

 主催するのは、音楽関係の有志でつくる「日本韓国音楽高校生コンサート実行委員会」。日韓の高校生によるコンサートは、二〇一七年に東京都内と川崎市で、一八年には韓国・京畿道の桂園芸術高で開かれ、今回で三回目。実行委代表で習志野市在住の音楽家、戸田志香(ゆきこ)さんは「音楽を通した両国生徒の出会いから、何かが生まれれば」と期待する。

 出演するのは、千葉北高の井手瑞葦(るい)さん、千葉西高の喜久田大和さん、幕張総合高の宮田爽佑(そうすけ)さん=いずれも三年。韓国からは、京畿芸術高の金慧元(キムヘウォン)さん、桂園芸術高の李瑩在(イヨンジェ)さん、仙和芸術高の林在祥(イムジェサン)さん=いずれも二年。

 井手さんは「声楽を志す人たちが集まり、コンサートをつくり上げるのは素晴らしい経験になる」と期待する。千葉女子高オーケストラ部の一、二年生は、二会場で伴奏や合唱を担当。約一カ月前から練習を重ねてきた。

 韓国の生徒三人は二十二日に来日。井手さんら日本側の三人は、成田空港で出迎えた。千葉女子高に到着すると、オーケストラ部の生徒たちが演奏や拍手で歓迎。顔合わせ式に続き早速、練習に取り組んだ。

 初来日となった金さんは「文化も言葉も違うけど、誰もが音楽好き。コンサートでは、音楽は楽しいということを伝えたい」。スキーが好きで、北海道など日本を訪れたのは六回目という林さんも「文化を通して、両国の人たちが打ち解けることができればうれしい」と話した。

 二十五日は同高文化ホールで午後一時半開場、二時開演。入場無料。ソロでのオペラやミュージカル曲、韓国の童謡メドレーなどを披露する。二十七日は習志野市民会館(京成大久保駅前)で午後一時半開場、二時開演。チケットは千円。日韓とイタリアの歌曲や、第一次大戦時に開設された習志野俘虜(ふりょ)収容所内で生まれた曲「閉じておくれ 僕の眼(まなこ)を」などを響かせる。問い合わせは、実行委事務局=電090(3808)4163=へ。

 

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