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【千葉】

児童相談所、体制を強化 野田虐待死で県 緊急対策の状況発表

 一月下旬に野田市の小学四年栗原心愛(みあ)さん=当時(10)=が自宅浴室で死亡した虐待事件を受け、県は二十八日、五月にまとめた再発防止策を盛り込んだ「児童虐待防止緊急対策」の取り組み状況を発表した。

 児童相談所(児相)について、児童虐待の対応件数が多い中央、市川、柏の三カ所に配置する警察職員(OBを含む)を従来の一人から二人体制として警察との連携強化を図る。中央は六月から実施し、残り二カ所は九月中に増員する。この三カ所は七月から、弁護士の配置が週一日から二日に拡充された。

 虐待の疑いがある児童を受け入れる児相内の一時保護所の定員増加策では、当初の計画は二十八人増としたが、五十一人に増やした。中央児相の移転新築による五人増を加え、二〇二一年二月までに現在の百十五人から百七十一人となる見込み。

 また、県子ども虐待マニュアルを改訂。野田市の事件では、柏児相が加害者の父親に虐待通報の情報元を伝えた対応が問題視された。このため、児相や学校・医療機関が虐待通報の情報元を条件付きで保護者に伝える場合がある−とした従来の文言を撤廃し、秘匿を義務化する表現に改めた。心愛さんが冬休み後に不登校だったことから、学校の長期休暇中の家庭訪問や通所などによる継続的な安全確認の実施も付け加えた。

 森田健作知事はこの日の会見で「子どもの命を最優先する強い決意を持って、対策に全力で取り組む」と述べた。 (中谷秀樹)

◆県の児童虐待防止緊急対策の主な取り組み状況

(1)児童相談所の体制強化

(対応件数が多い児相は警察職員2人体制に)

(2)一時保護所の増設

(現在115人の定員を再来年2月までに171人に)

(3)虐待対応マニュアルの改訂

(野田市の女児虐待死亡事件を踏まえて改訂)

 

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