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【千葉】

「健康なまち」へスタート 来月から、市川市が13の実証実験

社会実証実験を行う代表者らに「認定書」を手渡す村越祐民市長(手前右)=市川市で

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 市川市と、市が設置した産学官の連携組織「いちかわ未来創造会議」は、9月から来年2月ごろまで市内で行う社会実証実験の中身を決めた。県内外から応募のあった企業など24者の中から、昆虫食の研究やバーチャルツアー映像の開発など13者の実験を選定。いずれも市の協力でスタートさせる。 (保母哲)

 同会議は、便利で暮らしやすいまちの実現に向け、今年四月に有識者らで設置した。七月には「健康なまちづくり」をテーマに、市内で社会実証実験を行うと発表。企業や団体、大学などから実験アイデアを募っていた。

 この結果、ベンチャー企業や大学など計二十四者から応募があり、書類審査で十三者を「認定者」に決定。今月二十三日には市文化会館でプレゼンテーションがあり、企業や大学などの代表者が実験内容を報告した。このうち三者は「特に優秀な認定者」として、それぞれ五十万円が市から贈られた。

 十三の代表者にそれぞれ認定書を手渡した村越祐民(ひろたみ)市長は「どれも素晴らしいアイデアで、市としても全面的にサポートする。社会を変えるためには、一見とっぴなことも必要であり、そういう度量を持ったまちでなければいけない」と述べ、実験結果に期待感を示した。

◆コオロギ粉末で腸内改善 ホルモン摂取で不眠解消

 市川市で行われる主な社会実証実験の中身は次の通り。

 【コオロギ粉末の経口摂取による腸内環境改善効果】

 昆虫食はタンパク質が多く、脂質が少ない。「人の腸の内部でビフィズス菌の増殖をサポートする」との研究成果もある。今回はコオロギをパウダー状にし、食べた人の腸内環境の変化などを調べる。

 【歩行可視化システムで健康に】

 自らの歩き方、姿勢などをディスプレーに表示する「ミラーウオーク」を街中に設置。高齢者の疾患予防や市民の健康寿命延伸で、「自分の足で一生歩き続ける社会の実現」を目指す。

 【不眠解消・骨粗しょう症予防・記憶力向上のための食品開発】

 メラトニン(ホルモンの一種)は睡眠改善などに効果があるとされる。そのメラトニンを多く含む発芽玄米などの食材を1カ月間、主食として食べてもらい、睡眠の評価やストレス測定などを行う。

 【「空力車」でバーチャルツアー】

 身体や心の障害で外出できない人向け。見たい景色をドローンなどで撮影し、自宅や病室で上映することで、利用者の生活の質改善につなげる。

 

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