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【千葉】

木更津駅前のモニュメント「金鈴案内板」 10年ぶり新調

真っ白のまま放置されていた金鈴モニュメントの案内板(手前)=5月30日撮影

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 純金の鈴が出土したことで知られる金鈴塚(きんれいづか)古墳(木更津市長須賀)にあやかり、JR木更津駅東口に建設された「金鈴モニュメント」の案内板(縦約四十センチ、横約百二十センチ)が、約十年ぶりに「復活」した。経年劣化で文字が消え、真っ白になっていたが、「木更津のシンボルとして好ましくない」と、市と地元商店街が七月下旬、新しい案内板に差し替えた。 (山田雄一郎)

新しく取り付けられた、ステンレス製の案内板=いずれもJR木更津駅東口で

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 市によると、モニュメントは二〇〇二年八月、木更津駅東口の商店街関係者らが「駅前広場の美観を良くしたい」と建設した。台座部分を含めると高さ約五メートルで、先端に金色の鈴をぶら下げ、人目を引くものとなっている。当初の案内板は、近くの金鈴塚古墳から出土した金鈴について説明していた。

 ただ、プラスチック製だった案内板は直射日光や風雨で劣化し、五年ほどで印字が消え白化したという。金鈴の由来を伝えるものが周りにないため、何も知らない観光客がモニュメントを目にしても、意味を測りかねるものとなっていた。

 今年六月、市が外部から情報提供を受け、案内板の白化を把握し、商店街側に伝えた。商店街側は「真っ白なのは承知しているが、(案内板の)原文がないため、長年放置してしまった」と回答。市職員がインターネット上のサイトに、過去の案内板があるのを見つけたことで商店街側も復元に乗りだし、七月二十四日、約十五万円かけ、新しい案内板を設置した。

 新しい案内板は、老朽化しないよう、ステンレス製の板に文字を彫り込んだ。「可愛(かわい)い純金の鈴は金鈴塚古墳以外、全国的にも例がない貴重なものです」といった文面がよみがえった。

 市管理用地課は「木更津は古い建造物が多いので、少しずつでも改良したい。戸惑うこと、疑問に思うことがあったら、情報を寄せてほしい」としている。

<金鈴塚古墳> 6世紀末〜7世紀初頭、前方後円墳末期の築造とみられ、墳丘の全長は約100メートル。1950(昭和25)年の発掘で、横穴式石室から金製の鈴5個が出土したことにちなみ、金鈴塚古墳と名づけられた。金鈴などの遺物は国の重要文化財に指定されている。遺物は、木更津市郷土博物館「金のすず」(修復工事に伴い臨時休館中)で保存されている。

 

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