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【千葉】

台風15号 暴風、生活なぎ倒す 最大瞬間風速 県内10地点で観測史上1位

突風で倒れて道路をふさいだ店舗の看板=千葉市若葉区東山寺町で

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 強い台風15号は九日早朝に県内に上陸し、各地で記録的な暴風が吹き荒れた。家屋の損壊などでけが人が相次ぎ、大規模な停電も発生するなど、広範囲で被害に見舞われた。各交通機関は運転を見合わせ、成田空港では大勢の利用者が足止めされるなど、朝から交通網の混乱が続いた。

 激しい風雨を伴う台風15号により、県内では十地点で観測史上一位となる最大瞬間風速を記録した。

 千葉市中央区では九日午前四時半ごろ、最大瞬間風速五七・五メートルを観測。木更津市では同四九メートル(午前二時五十分)、成田市では四五・八メートル(同五時三十五分)で、いずれも最大記録を更新した。

 未明から明け方にかけては猛烈な雨も降り、市原市では午前六時までに、六時間降水量が観測史上最大となる一九四ミリを記録。午前六時四十分までに一四六・五ミリを観測した成田市など、四地点で同降水量が九月として観測史上最大値となった。

◆大多喜で1人死亡 県内断水7000戸超

大雨で冠水した道路=船橋市高瀬町で

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 県内各地の消防によると、県内では、大多喜町で倒木の下敷きになった男性一人の死亡が確認されたほか、市原市でゴルフ練習場の柵とネットが強風で倒れ、女性一人が負傷。割れたガラスによる負傷などの通報も相次いだ。

 県防災危機管理部などによると、家屋の被害は、市原市のゴルフ場の柵が倒れた一棟が全壊。屋根が吹き飛ばされ、窓ガラスが割れるなど一部損壊が百八十九棟、床上と床下浸水が計十五棟あった。

 大規模停電による被害も深刻だ。九日午後三時半の時点で病院など医療機関七十七施設が停電し、二十三施設が断水に見舞われ、自家発電や備蓄などの対応で復旧を待つ。水道供給にも影響が及び、停電で送水ポンプが使用できないため、鴨川、市原、香取各市などの七千戸以上で断水などの影響が出ており、完全復旧のめどが立っていない。

 学校も対応に追われた。県内の公立の小中学校、高校、特別支援学校、幼稚園など千四百六校のうち八百六校が休校し、四百八十一校が始業時間を遅らせるなどした。

 九日午前七時半時点で、県内に二百二十九カ所の避難所が設けられ、旭市で八十九人、いすみ市で五十七人など計八百八十六人が避難した。

 

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