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【千葉】

<ひとキラリ>トルコ、ミス・カッパドキア初代グランプリ 松戸市会社員・冨田七々海さん(29)

ミス・カッパドキア初代グランプリの冨田七々海さん=松戸市役所で

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 松戸市の会社員、冨田七々海(ななみ)さん(29)が今年7月、トルコの世界遺産、カッパドキアの顔を決める「ミス・カッパドキア2019世界大会」の初代グランプリに輝いた。市内の中学を卒業後、15歳で単身、海外に飛び出し、帰国後は国内外のミスコンに出場してきた。今後は後進の指導に当たるとともに、ライフワークの難民支援に取り組んでいくという。 (林容史)

 屈指の観光地で開催された大会には、世界三十カ国の美女が出場。「『全て完璧』がスタート。見た目だけでは勝てないと思った」と振り返る。十日間にわたりリハーサルやイベント出演、観光地のPR、スポンサー訪問などを重ねた。「朝の集合時間に遅れないなど、基本的な生活態度が重視されたのでは。周りともうまくコミュニケーションが取れた」と手応えを話し、「親日でウエルカムな雰囲気も影響したのかな」。

 市立第一中学校を卒業し、「英語を勉強して海外で活躍したい」と訴え、猛反対する父親の学さん(63)を、母親の哲子さん(55)と一緒になって説き伏せて、「日本人が少ない」地中海マルタのインターナショナルスクールに入学。カナダの高校を卒業し、米国のハワイ州立大学国際関連学部で学ぶ中、シリアの難民問題に行き当たった。

 帰国して就職後、コロンビアやエジプトなどのミスコンで入賞し、二〇一七年のミス・ユニバース日本大会ではファイナリストにもなった。

 その傍ら、国際NPOの難民支援活動に取り組み、ミスコン出場者にも協力を呼び掛けてきた。また、NPO法人「海外に子ども用車椅子を送る会」のメンバーとして、中古の子ども用車椅子を補修、整備して発展途上国に送っている。

 これから一年間、観光大使としてカッパドキアの魅力を世界に発信する。「ギョレメ国立公園で毎朝五時、朝日の中をたくさんの気球が飛び立っていく姿がとにかくきれい」。九月にはトルコに戻り、テレビや雑誌のインタビューを受けるのをはじめ、会員制交流サイト(SNS)などを通じてアピールする。

 「帰国して五年。ちょっと行っちゃおうかな」。そのままトルコに住んで、現地で難民支援のNPOで働きながら、ミスを目指す卵たちに、これまで身に付けたノウハウを伝授していく考えだ。笑顔の中に名前にたがわぬ航海者の一面をのぞかせた。

 

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