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【千葉】

台風15号影響の停電、復旧9割 地域に格差、県南部の遅れ目立つ

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 台風15号の影響とみられる県内の停電は十六日午後五時現在、七万六千五百戸まで解消された。ピークだった台風上陸直後の九日朝の六十四万一千戸から九割近くの復旧となったが、「地域格差」も目立っており、特に県南部を中心に電力の供給を依然受けられない住民が多い。 (中谷秀樹)

 東京電力などによると、市町村別で今回の台風による停電がゼロだったのは、我孫子、浦安市など数自治体で、広範囲に被害が及んだ。復旧作業が遅れているのは、被害規模や倒木などが障害となっている山間部などに多く、県北西部のエリアは比較的早期に復旧が進んだ。

 東京電力が発表した九日と十六日現在の停電件数を比較すると、停電が多く残る南房総市の「復旧率」は67%、山武市は56%、八街市は78%。このほか、多古町は44%、芝山町は32%にとどまる。

 停電が復活した地域もみられる。八百戸が停電しているいすみ市は、十六日午後一時半にいったんは全面復旧したが、東電から「午後三時半に新たな理由で停電が発生した」と連絡が入ったという。市危機管理課の担当者は「東電には原因や再復旧の時期を教えてほしい」と訴える。東電の発表と実際の停電件数にズレが生じているケースもあり、二千九百七十四世帯の長柄町では、停電が二千戸(十六日午後五時現在)と表記されている。町の防災担当者は「町内の情報を総合すると現在の停電は百戸程度で、東電に連絡して直してもらうようお願いする」と困惑気味だった。

 東電パワーグリッド千葉総支社は「自社のシステム上、この数字が出ている」と説明した。県内全域のおおむねの復旧は九月下旬以降にずれ込むとみられる。

 

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