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【千葉】

眠っている楽器 よみがえれ! 松戸市教委 小中生への寄付呼び掛け

寄付された楽器などを手に大会に向けて練習に励む市立第六中の生徒たち=いずれも松戸市で

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 押し入れや部屋の隅で眠っている楽器、よみがえらせませんか−。小中学校の吹奏楽、管弦楽部活動が盛んな松戸市で、かつて愛用した楽器を寄付してもらい、児童、生徒たちが活用する「まつど吹奏楽応援団」が定着している。先輩から受け継いだ愛器を手に、後輩たちが新たなハーモニーを奏でている。 (林容史)

 吹奏楽や管弦楽で使う木管・金管、弦楽器は高価で、各学校の予算では簡単には購入できない。このため児童、生徒たちは古くなった楽器を大切に使い回したり、個人で買ったりしてきた。全国や県などのコンクールで入賞を重ねている地元の若き演奏家たちをバックアップしようと、全国に先駆け市教育委員会が二〇一六年から楽器の寄付を呼び掛けてきた。子どもたちには、楽器に込められたプレーヤーたちの情熱を感じ取り、より演奏に磨きを掛けてもらう。

 これまで八〜十月と期間を区切って寄付を募ってきたが、事業が軌道に乗ったことから今後は通年で受け付ける。

 市立第六中学校(大谷直樹校長)は、バイオリン十四丁、チェロ二丁、コントラバス一丁などを寄付してもらった。同校三年で管弦楽部のコンサートミストレス高橋ももさん(14)は「すごく助かります。バイオリンは弓の消耗が激しく、予備があるとありがたい」と話す。また「新品とは違って、いっぱい練習してきた楽器はすごく音が響いてくれる」と喜ぶ。

 顧問の岡田由枝さん(57)は「楽器は購入以外、演奏できる状態に管理するのが難しい。数に余裕があれば一年生にも回せる」と、演奏力の底上げに期待を寄せる。

 募集している楽器はフルートやクラリネット、サックス、オーボエなどの木管楽器、トランペットやホルン、トロンボーン、チューバなどの金管楽器、バイオリンやビオラ、チェロなどの弦楽器。

 寄付の申し出があった楽器は、市内の楽器店で状態をチェックし、メンテナンス後に希望する学校に贈られる。一六〜一八年に二百七十三人から提供の申し出があり、二百三十三の楽器がよみがえった。

 市教委によると、取り組みについて埼玉県坂戸市、愛知県江南市、兵庫県加古川市などから問い合わせがあったという。

 問い合わせ、申し込みは市教委教育財務課=電047(366)7460=へ。

寄付されたバイオリンなどを手にする市立第六中管弦楽部員たち

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