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【千葉】

オスプレイ暫定配備 木更津市、防衛省に質問書

防衛省がオスプレイの暫定配備を目指す陸上自衛隊木更津駐屯地=木更津市で(6月21日撮影)

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 木更津市は30日、陸上自衛隊木更津駐屯地への垂直離着陸輸送機「オスプレイ」の暫定配備計画に関し、配備期間や安全性などの説明を求めた質問書を防衛省に送付した。これまでの住民説明会で出た疑問をまとめたもので、県も同日付で、同様の質問書を提出した。市は同省の回答を待って、県と受け入れの可否を最終判断する方針。 (山田雄一郎)

 木更津市の質問書は、(1)暫定配備の見通しと内容(2)木更津駐屯地を選定した理由(3)オスプレイの安全性(4)生活環境への影響(5)周辺産業への影響−の五項目からなり、計二十五の質問を列挙した。

 このうち、暫定配備の見通しについては、同省が恒久配備先として掲げる佐賀空港(佐賀市)での駐屯地建設期間が五年とされている点を踏まえ、「暫定配備期間は五年以内か」などとただした。

 また、他の基地と比べ木更津駐屯地を選んだ理由、オスプレイを安全と判断した根拠をデータで具体的に説明するよう求めた。騒音や振動対策をどうするか、漁獲高などに影響が出た場合、補償の考えがあるかも尋ねた。

 市企画課は「なるべく早く回答いただけると期待している」とコメントした。

 防衛省は五月二十四日、木更津市と市議会にオスプレイの暫定配備計画を説明。六月中旬から基地周辺の各地区や、飛行ルート下の市内六漁協を対象に説明会を実施した。八月三日には、全市民を対象とした説明会で、理解を求めてきた。

 市は今後、防衛省から回答が到着し次第、基地周辺の区長らに内容を説明。市議会の判断も踏まえ、渡辺芳邦市長らが県と協議し、暫定配備を受け入れるかどうか表明する見通し。

◆「理解得ていきたい」

<防衛省の話> 「質問に丁寧に回答するなど誠心誠意対応し、暫定配備への理解を得ていきたい」

◆県も質問書「恒久配備にならないか」

 県の防衛省に対する質問書は、木更津市からの質問内容に加え、オスプレイの佐賀空港への配備が地元漁協の反対で頓挫した場合、木更津駐屯地が恒久配備先にならないか尋ねた。

 また、同駐屯地の周辺空域で基本操縦訓練を行う場合、木更津市の空域に限られるのか、それとも他の自治体にまで広がるのかただした。石油化学コンビナートなど工場上空を飛行するかどうかも質問に加えた。

 県は防衛省に、10月31日までの回答を要請。木更津市からの質問書に真摯(しんし)に対応することも求めた。 (山田雄一郎)

 

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