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【千葉】

テスラ車導入「早期解除」決議案を可決 市川市議会 市長への問責は否決

テスラ車導入問題などを巡って決議案が採決された市川市議会

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 市川市議会の九月定例会最終日の一日、市長・副市長の公用車として市が導入した米大手電気自動車(EV)メーカーのテスラ車導入問題を巡って、村越祐民市長に対する事実上の問責決議案など計四つの決議案が上程された。いずれも賛成少数で否決された後、別の会派代表者らが連名で「早期のリース契約解除を」などとした決議案を提出。こちらは賛成多数で可決された。 (保母哲)

 市は当初、テスラ車二台をリース契約する予定だった。市議会は、六月定例会で「導入見直しを求める決議」を賛成多数で可決。市民からも「高額だ」などと批判が噴出し、七月に導入した一台は近く契約を解除し、二台目は導入を取りやめることで、計画を事実上撤回する。

 今回、事実上の問責決議案などを提出したのは、会派「無所属の会」の五市議。「(六月の議会決議を)無視する形で一台の導入に踏み切った。市長給料の減額など責任を」などど求めたが、採決では賛成少数だった。

 この後、「リース契約の早期解除を」とした決議案を別の会派代表らが連名で提案し、可決された。

 また、建設中の新第一市庁舎の一、二階中央部分に八月、新たに階段を設けると市長が発表したことを、「無所属の会」が問題視。完成時期が来年七〜八月から約五カ月遅れとなり、追加工事費が約一億五千万円かかることから、「追加工事の白紙撤回」を求める決議案を提出。賛成少数で否決された。

 この後、階段の新設は「市民や議員の声を聞いた上で判断を」とした、保守系や公明党会派などが連名で提案した決議案が可決された。

◆「導入、間違っていない」 市長、集会で市民に説明

タウンミーティングで、村越祐民市長(右奥)に質問する市民=市川市で

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 市川市の村越祐民市長による市民との対話集会「タウンミーティング」が9月29日、市内であった。市の環境保護施策を説明する中で村越市長は、市長・副市長の公用車として導入したテスラ車に言及。「私は間違ったことをした訳ではない」と、これまでと同様の見解を述べた。

 集会は市勤労福祉センターで開かれ、市民65人が参加。自ら導入を決めた村越市長が、テスラ問題を含めた環境保護施策を市民に直接説明したのは、今回のタウンミーティングが初という。

 村越市長は環境問題や高齢化など市や日本が抱える諸課題を挙げながら、情報通信技術(ICT)、人工知能(AI)が進展しているとして「技術の進歩と変化が、まちづくりに大きな変化をもたらす。先進的な市の取り組みの象徴がテスラ車だ」と強調。

 参加した市民は、同じ電気自動車(EV)の日産・ノートを挙げ「なぜノートではいけないのか」と質問。市長は「性能が違う。(自動車メーカーと言うより)エネルギー会社であるテスラ社と市が目指す方向が合致している」などと答えていた。「市の政策決定プロセスに問題があったのでは」「広報など市の情報開示が遅れている」といった指摘も寄せられた。 (保母哲)

 

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