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【千葉】

「実篤の部屋」再現 我孫子の旧邸跡 来月、特別公開

庭から望む建屋。実篤が暮らした大正時代の家を模して造られ、敷地内で往時の雰囲気を味わってほしいという=昨年10月、我孫子市で

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 大正時代に文学運動の中心となった「白樺派」の小説家で「仲良きことは美しき哉」などの名言を残した武者小路実篤(一八八五〜一九七六年)が我孫子市内に構えていた旧邸跡が十一月二十二、二十三の両日、特別公開される。参加費は五百円で、今月二十日までに往復はがきなどで同市教育委員会に申し込む。

 旧邸跡は「根戸船戸緑地」西側で手賀沼の水辺から二百メートルほど離れた高台にある。実篤は一九一六(大正五)年から一八年までここに住み、同じ我孫子で生活していた白樺派の志賀直哉、柳宗悦らと親交を深めた。現在、旧邸跡を所有する企業の協力を得て、普段は立ち入りできない、建屋内や庭を、昨秋に引き続き公開する。

 実篤が暮らしていた建屋は現存していないが、戦後に当時の所有者が、大正時代の建屋を模して造らせたという。約百年前の外観を写した写真と見比べ、市教委の担当者は「間取りや軒などに、往時の雰囲気が残っている」と話す。庭にはモミジも植えられており、公開時は四千九百平方メートルの敷地内に生える樹木の紅葉も楽しめそうだ。

 市内にキャンパスを置く川村学園女子大学とのコラボ企画も。参加者には学生が大正時代のレシピを元に商品開発した漬物とペットボトルの茶のセットが配られるほか、屋内にあたかも実篤が執筆を休んで中座しているイメージの「文豪の部屋」が再現される。

 両日とも午前九時半〜午後三時半に各回三十分で、十一回ずつ公開する。一回の入場人数は二十人。問い合わせは、市教委の文化・スポーツ課=電04(7185)1583=へ。 (堀場達)

 

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