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【千葉】

台風被災「アクアリンクちば」救いたい 全国から激励の声 寄付口座を開設

台風15号で被災したアクアリンクちば=いずれも千葉市美浜区で

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 県内唯一の通年型スケートリンク「アクアリンクちば」(千葉市美浜区)が台風15号の突風被害で一時閉館を余儀なくされ、全国のフィギュアスケートファンから寄付金が寄せられている。台風が上陸した先月九日未明、屋根二千平方メートルのうち六割が破損し、被害額は数百万円に上る見込み。各地から激励の電話や寄付を希望する問い合わせがあったため、同スケート場は寄付口座を開設した。 (中谷秀樹)

 突風で破損した屋根から雨漏りし、リンクや電気機械室に被害を受けた。フェンスなどの修復も必要で、同スケート場は早期復旧は困難と判断。老朽化により十一月上旬から来年五月末まで予定していた大規模改修工事による閉鎖を前倒しした。

 建物は千葉市の所有で、指定管理者の「パティネレジャー」(東京都豊島区)が独立採算で管理運営している。建物本体の改修費約五億七千五百万円は市が負担するが、市との協定により、関連施設の維持管理は指定管理者が負担することになる。来年六月予定の営業再開に向け、雨漏りした水が凍ってでこぼこに荒れたリンク上の氷を一度溶かし、作り直す必要があるという。

 完成した二〇〇五年のこけら落としでは、浅田真央さんが演技し、羽生結弦選手や紀平梨花選手も調整で使ったことがあり、このリンクに対するファンの思い入れは強い。

 寄付は先月二十六日から年内まで受け付ける。十月二日現在で全国の五十人以上から計三十五万円以上の善意が寄せられ、職員の柳川正道さん(69)は「こんなに愛されているなんて、涙が出るほどありがたい」と感激する。

 県内のフィギュアスケート選手約百人は、競技会が本格化する時期に練習拠点を失い、東京、埼玉、神奈川など他都県のリンクに通う日々が続く。一般客も利用する営業時間にジャンプなしで練習し、現地のクラブの貸し切り時間に交ぜてもらうなど練習環境のハンディは否めない。県スケート連盟の小川紀子フィギュア部長(73)は「寄付はありがたいこと。選手たちもベストを尽くしている」と語った。

 寄付口座の問い合わせは、アクアリンクちば=電043(204)7283=へ。

雨漏りで荒れたリンクを整氷する職員ら

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