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【千葉】

台風15号被害 県、給水車派遣断る 議会常任委で明らかに

 台風15号の災害対応を巡り、県営水道が一時、千葉市から打診された給水車の派遣を断っていたことが、七日の県議会総務防災常任委員会で明らかになった。県企業局給水課は事実を認め、「県営水道の利用者からの断水の問い合わせも多く、県独自で給水対応する可能性もあったため、打診を断った」と説明している。 (中谷秀樹)

 網中肇委員(立憲民主党)が質問した。千葉市が派遣を打診したのは台風通過直後の九月九日正午。午前の段階で県内六十四万軒で大規模停電となり、市内でも断水が多くあった。千葉市や船橋市など北西部十一市町が給水地域の県営水道は十三台の給水車を所有し、この日は断水があった山武市に二台、県独自の応援給水で千葉市に二台を出動させ、残りの九台は稼働していなかった。

 派遣を断られた千葉市は東京都や川崎市の各水道局に応援要請し、十一日から市内に給水車が派遣された。網中委員は「市の関係部局は怒りに近い気持ちを持っている人が多かった」と述べた。同課は本紙の取材に「給水車は給水地域の事務所に分散して配備しており、不測の事態が発生した時に備えて、打診を受けられなかった」と説明した。

 また、森田健作知事が台風上陸直後、防災担当の県職員と秘書課を通じてやりとりしていたことも明らかになり、網中委員は「防災危機管理上、問題がある」と疑問を呈した。

 

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