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【千葉】

全職員で穴埋め ノー! 7500万円損失 四街道市議会が条例案否決

 四街道市が提案していた、事務処理ミスで出た約七千五百万円の損失を、全職員の給与を減額することで穴埋めする条例案について、市議会は先月、賛成少数で否決した。ミスに関係ない職員も給与削減の対象としたことに、議員からは「ミスに関係のない職員のモチベーションを下げる」との声が上がっていた。市は条例案に代わる損失の穴埋めのための対応を迫られている。

 市は八月、事務処理ミスによる交付金事業の内示取り消しと、市営住宅の家賃誤算定で最大約七千五百万円の損失が出たと発表していた。

 佐渡斉市長は「事務処理ミスは組織全体の問題」として、九月議会で条例案を提出し、事務処理に関係のない職員も含め、全職員の給与で穴埋めする考えを示していた。

 条例案は、市長ら特別職を含めた市職員約六百六十人の地域手当を、十月から二〇二二年三月末まで1%減額するといった内容。

 一部の市議らからは「職員の賃金から損失を穴埋めするのは、法的に邪道」「十数年前の問題の責任を、今働いている職員に押しつけるのはおかしい」といった意見が出されていた。

 議会は、「条例案の否決で補填(ほてん)の放棄を認めるものではない」とし、今後、改めて損失分の穴埋めに相応する項目を速やかに提示することや、再発防止策を求める決議案を可決した。市は「速やかに決議の内容を精査していきたい」としており、具体的な対応を検討中だ。

 条例案が否決されたことについて、佐渡市長は「議会の理解が得られなかったことは非常に残念。今後は全職員で再発防止に取り組み、市民の信頼を回復したい」とコメントした。 (丸山将吾)

 

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