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【千葉】

<ひとキラリ>30年後の国家ビジョン競う大会で全国2位 千葉工大・加瀬さん

「未来国会2019」で全国2位となった加瀬大斗さん

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 「もしあなたが総理大臣だったら」をテーマに、三十年後の国家ビジョンを競う「未来国会2019」決勝大会で、千葉工業大創造工学部二年の加瀬大斗(ひろと)さん(20)=八千代市在住=のチームが全国二位となった。掲げた政策は、「みんなの学校」(仮称)を創設するなどした「虹色の笑顔の国」の実現。「いろんな笑顔が重なり合う。そんな日本になるといい」との思いを込めた。 (保母哲)

 未来国会は「若者のための国家デザインコンテスト」と評され、ビジョンとともに具体的な政策や予算案を提案する。大学生らを対象に二〇一〇年から始まり、今年は全国から六百九十三人、計二百五十五チームが参加。全国十一ブロックでの地方大会から選ばれた十五チームのWEB予選があった後、上位四チームによる決勝大会は九月二十日、東京・新宿であり、プレゼンテーションと審査が行われた。

 加瀬さんのチーム名は「チームカステラ」。事実上、加瀬さん一人のチームだが、「これまでに知り合った大勢の人からアドバイスを頂いたから」とチーム名で応募した。地元の高山敏朗・八千代市議(48)のもとで八、九月、インターンを経験したことが応募のきっかけになった。

 掲げた政策「身近な幸せ、作りませんか? みんなが笑う『虹色の笑顔の国』」では、「みんなの学校」として、VARS(Various・Accept・Rainbow・Smile)学校を設置する。現在の学校ではいじめや不登校、家庭では虐待などがニュースになっていることから、こうした問題の解決を目指した。

 この学校ではいじめなど無くすため、地域ぐるみで子どもたちを見守るようにする。安心して子どもを預けられるよう、保護者が校内で働ける「学校内オフィス」も併設。大学のような単位制を取り入れることで、保健室などでも単位が取得できる。

 また、子どもや保護者の間で笑顔(スマイル)を広げようと、「スマイルメーカー法」として「子ども家族支援法」を制定。全国の小中学校をVARS学校に衣替えすることなどを盛り込んだ。

 「笑顔には幸せのイメージがある。楽しくて笑う以外にも、いろんな笑顔がありますよね。いろんな人がいて、さまざまな笑顔が虹のように重なり合えるようになると、いいんじゃないかと」。笑顔づくりに着目した理由を、加瀬さんはこう説明した。

 地元での議員インターンの際、ボランティアの人から聞いた言葉が忘れられないと言う。「できる人が、できることを、できる時に」。こうした経験や今回のコンテスト応募などを機に、「僕もこれまで多くの人にお世話になった。笑顔で暮らせるように『できること』に取り組もうと思います」と今後を見据える。

決勝大会でプレゼンテーションする加瀬さん=東京・新宿で

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