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【千葉】

台風15・19号 県内の災害ごみ28万トン 処理完了まで1年半

台風15号で大量に発生した災害ごみ=先月20日、鋸南町で

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 県は二十四日、九月の台風15号と、今月の台風19号で発生した災害ごみの処理実行計画を策定したと発表した。県内の災害ごみは推計二十八万トン(二十一日現在)で、処理完了目標は二〇二一年三月とし、処理が終わるまで一年半かかる見通しを示した。

 計画は県全体の基本方針。市町村ごとに計画を策定して処理に当たり、県は技術的支援や進捗(しんちょく)管理を担う。一部損壊や半壊家屋で発生した片付けごみの撤去は十一月中に終える。全壊家屋の取り壊しは、罹災(りさい)証明書の発行に関わる被害認定を終えた後、国の補助金を活用するなどして各市町村で十一月中旬から本格着手する。発生したごみは、仮置き場から処理施設に随時搬出する。国の特例で一般廃棄物の瓦やがれきが安定型産業廃棄物最終処分場で埋め立て処分が可能になった。

 資源化に努め、木くずはチップ化施設で再生。布団や畳は燃料化し、金属くずもリサイクルする。費用は全体で数十億円に上る見込みで、財源は国が九割補助する「災害等廃棄物処理事業費補助金」を活用する。

 県によると、市町村別の災害ごみの量は館山市が二万九千百トンで最も多く、南房総市、市原市、木更津市と鋸南町が続く。県は「自治体の意見を聞いた上でスケジュールに余裕を見ている」とするが、三千三百棟以上の家屋が損壊し、二万二千百トンのごみが出た市原市の担当者は「市内の清掃工場の仮置き場が満杯で、現状で県の計画通りに処理できるかどうかは未知数」と話した。 (中谷秀樹)

 

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